AI活用した「被爆証言応答装置」 質問作成に協力してくれる小中高校生を募集 広島市

10/22(火) 16:25

来年の被爆80年に向け広島市が進めるAIを活用した「被爆証言応答装置」の製作を前に市は、映像の中の被爆者への質問に協力してもらう小中高校生の募集を始めました。

広島市が製作準備を進めているのは映像の中の被爆者がAIを使って様々な質問に肉声で答える「被爆証言応答装置」です。

この装置は、質問に含まれる単語などからAIで内容を分析し、あらかじめ撮影した被爆者のインタビューから適切な答えを選んで再生するもので、市が進める被爆体験を継承する取り組みの1つです。

製作に先立ち、市は被爆者の体験や証言の講話を聴いた上で「被爆者への質問作成」に協力してもらう小中高校生を募集することにしました。

募集は、今月28日までで、参加者は来月5日に被爆者から被爆体験を聞き、質問の作成を行います。
市は被爆者5人にインタビューの協力を要請していて、被爆80年となる来年7月の完成を目指しています。