広島1区・6区 逆風の中、自民前職が盤石の戦い 岸田氏「信頼回復に努める」 小林氏「改革進める」

10/28(月) 17:25

政治とカネの問題を追い風に野党が躍進する中、1区と6区では自民党・前職が盤石な戦いを見せ野党・新人たちを退けました。

(岸田文雄氏バンザイ)

【当選 自民・前 岸田文雄氏】
「総理大臣3年務めさせていただいた直後の選挙でありました。だからこそより多くの力をみなさんにいただくことができたと今実感している」

広島1区で、早々に11回目の当選を決めた自民党・前職の岸田文雄さん。
前の総理大臣としての抜群の知名度と組織力を生かし、野党と無所属の4人を寄せ付けませんでした。
2014年以来、10年ぶりに公示日を地元・広島で迎え選挙戦をスタートさせた岸田さん。
自らの退陣理由にもなった自民党・派閥の裏金事件については陳謝するとともに「信頼回復に努める」と強調しました。

選挙期間中、広島入りしたのはわずか4日。
区割りの変更で新たに広島1区に加わった府中町、海田町、坂町では個人演説会を開催し支持を呼びかけました。
岸田さんが不在の間は妻の裕子さんが選挙区内を回るなどして活発に動いていました。

(小林史明氏バンザイ)

【当選 自民・前 小林史明氏】
「この日本を福山を前に進められるように活動してまいりたい。自民党全体としては非常に厳しい結果でしたけれども、その今の自民党の厳しい状況を変えるためにも小林史明頑張れと多くの声をいただいて、この結果だったと思っている」

広島6区では自民党前職の小林史明さんが幅広い支持を集めて5回目の当選を決めました。
選挙戦では自民・公明支持層を手堅く固めて安定した戦いを展開。
こまめに街頭に立ち、政治資金規正法の改正や政策活動費の廃止など、改革を率先して行うと強調していました。

<スタジオ>
また、投票率は48.40%で前回より3.73ポイント下がり、過去最低となりました。