わずか2千票差 空本誠喜氏(維新・前)与野党一騎打ち、大接戦を制す 注目の広島4区

10/28(月) 18:45

衆院選 大接戦となった広島4区。
日本維新の会・前職の空本誠喜さんが、激しい選挙戦を制し3回目の当選を果たしました。最後まで横一線で激しく競り合った4区の選挙戦を振り返ります。

広島県内では唯一、与野党の一騎打ちとなった広島4区。

<公示前 10月6日>
【維新・前 空本誠喜さん】
「地方の問題とか、国政の問題、しっかり取り組みたい。そのためには色んなアピールをしなきゃいけない。有権者の皆さんに」

区割り変更で選挙区が広がる中、自転車で新たな選挙区となった島部を回る日本維新の会・前職の空本誠喜さん。
東広島市をはじめとした旧4区が地盤ですが、新たに加わった旧5区の呉市は高校まで過ごした故郷で縁も深いとアピールしてきました。
選挙戦に入ると野党支持層の受け皿として支持拡大を狙い自民党をめぐる政治とカネの問題の追及を強めました。

<公示後 17日 街頭演説>
【維新・前 空本誠喜さん】
「みなさんがしっかりとNOを突きつける大切な大切な選挙なんです」

一騎打ちで初対決の相手となったのは、自民党・前職の寺田稔さん。
大臣経験者でもあり、地盤である旧5区の呉市を中心に与党の支持層を確実に固めるべく選挙戦を進めてきました。

<18日・個人演説>
【自民・前 寺田稔さん】
「やはり政治が安定しなければ、政策を前に進めることはできません。当然、これからもこの路線を続けて政策を担わせていただきたい」

当初からの予想通り、広島4区は激戦に…。

<10月27日 テレビで当確~空本さんバンザイ>

その差わずか2000票。空本さんが、寺田さんとの大接戦を制し、3度目の当選を果たしました。

【維新・前 空本誠喜さん 喜びの声】
「この度の選挙はみなさんと一緒に勝ち取った議席だと思います。今から取り戻さないといけない政治は有権者一人一人、国民一人一人の生活を取り戻す政治であります」

寺田稔さんは小選挙区で敗れたものの、比例で7回目の当選です。