サンフレの強さをナカジさん解説「チャンスを逃さずシュート」 ボール保持率リーグ12位でもゴール数1位

10/29(火) 17:50

ライクスポーツ、サンフレッチェです。
現在、J1リーグで首位につけているサンフレッチェ。
ここまでの戦いをサンフレッチェ広島OBの中島浩司さん=ナカジさんがデータで紐解きます!

【サンフレッチェ広島OB・中島浩司さん】
「今回はデータに基づいて今季のサッカーサンフレッチェ広島がなぜ強いのかというところを紐解いていきたいと思います」

データで紐解くサンフレッチェ。
攻撃面について見ていきます!まずナカジさんが注目したのは・・・。

【サンフレッチェ広島OB・中島浩司さん】
「シュート数がJリーグでも断トツで多くて首位となっています。その中で攻撃のパターンとしてはサイドからの攻撃も多くてクロス数も上位を占めています」

2位のヴィッセル神戸と100本近くの差をつけて1位となっているサンフレッチェのシュート数。
クロス数も1位と20本ほどしか変わらず、さらには得点数、アシスト数においても首位となっています。
しかし、その裏には意外なあるデータが。

【サンフレッチェ広島OB・中島浩司さん】
「シュート数やクロス数が多いとなると、みなさん想像するのはボールを圧倒的に支配して相手コートでたくさん攻撃をしていると思いがちなんですが、実は平均支配率は12位とリーグ全体でも下位のほうになっています。それでも攻撃回数が多い理由としてはボールを奪ってから、即時に前線にボールをどんどん入れていってシュートのチャンスになるとそこでゆっくり攻撃をするというよりは逃さずにシュートを打ったり、クロスをやりきるはっきりした攻撃というのが、この数値につながっています」

作ったチャンスを逃さずにゴールを決める。
そんな今シーズンの攻撃ですが、ナカジさんはもう1つの特徴があると言います。

【サンフレッチェ広島OB・中島浩司さん】
「得点者がたくさんいます。一人だけが量産しているのではなく、いろんな選手がとっていることも今季のサンフレッチェの特徴の1つです。そして、おもしろいデータとしてはドリブル数が16位と下位です。これは個人のドリブル突破に頼るのではなく、チーム全体としてパスをつないで、攻撃を組み立てているということがよくわかります」

リーグ戦では無得点に終わった試合が34試合中1試合。
この勢いのまま優勝なるか。

TSSでは11月3日の「サンフレッチェ広島 VS.京都サンガF.C.」の試合を生中継でお伝えします!