雪の日に備え「飛行機」も冬支度 機体に「防除雪氷液」散布 広島空港

11/21(木) 19:02

季節は秋から本格的な冬へ。
雪の日の運航に備え、空を行き交う「飛行機」も冬支度を始めています。

広島空港では、21日、飛行機を雪から守る「防除雪氷液」散布のデモンストレーションが公開されました。

飛行機は、翼やプロペラに氷や雪などが着いた状態で離陸することが禁止されています。

使用する「防除雪氷液」は用途別に使い分けていて、オレンジ色のものは温かい状態でまくことで雪を取り除き、緑色のものは氷がつかないよう機体をコーティングする役割があります。

温暖化の影響で、除雪の回数や使用する料は減っているということですが、朝は、始発便の機体に霜が降りることが多いため、取り除く必要があるということです。

【JALエンジニアリング広島空港整備事業所・世羅明夫アシスタントマネージャー】
「飛行機の整備をするときも同じなんですが、家族が乗っていても安全に目的地にたどり着けるようにという思いで常に実施しています」

日本航空によりますと、広島空港では3月31日までが除雪のシーズンということで安全運航のため、作業を徹底して行うことにしています。