塗料の運搬でドローンを活用している広島市の企業が、災害時にドローンで救援物資の輸送を行う協定を安芸太田町と結びました。

安芸太田町役場で行われた協定式には、橋本博明町長と鉄塔の塗装工事などを行う中電工業の石井浩一社長が出席し協定書に調印しました。

協定は土砂崩れなどの災害が発生した際にドローンを活用し、孤立した被災地に救援物資を輸送するというものです。

中電工業が使用するドローンは、最大５５キロの物資を２キロ離れた場所に運ぶことが可能で、普段の業務では鉄塔がある山の上に２０キロ前後の塗料を運んでいるということです。

関係者はドローンが撮影している映像をモニターで見ながら正確性や安定性などを確認しました。

【安芸太田町・橋本博明町長】
「物資の輸送など孤立した集落にどう支援するかというのも大きな課題。大変期待している」