中国地方初「書店に住んでみるツアー」 30万冊の本が読み放題 リアル本屋の魅力再発見 広島
11/25(月) 18:40
この週末、広島市内の書店で行われた本好きが集まる中四国初開催の宿泊イベントに密着しました。
京都から新幹線でやってきたのは20代の姉妹。
【京都から参加】
Q:あと1時間くらいで始まる
「想像できないのでちょっと緊張しているが楽しみ」
参加するのは「丸善ジュンク堂書店」の”住んでみる”ツアー。
中国地方では初めて開催されます。
Q:何冊くらい読みたい?
「目標100冊!(笑)」
2014年の東京開催をかわ切りに、これまで6都府県で開かれてきた”書店に泊まれる”大人気イベントで、今回の当選倍率はおよそ57倍!
当選した4組8人が書店の”住人”となって、本を楽しむ権利を獲得しました。
こちらのカップルは自宅で…。
「アイマスク・ティッシュ・テント…」
キャンプをするかのように万全の準備で挑みます。
【ジュンク堂書店 広島駅前店・三浦明子店長】
「書店に足を運んでいただきたいという思いがすごく強くて、ずっとそれをいろいろな形で発信をしてきた。書店が楽しいところだというのをきょう一日しっかり味わっていただいて、周りの方にそれを伝えていただければと思います。よろしくお願いします」
「みんな一緒に本を読むぞ!1・2・3・ダー」
午後10時前から始まったおよそ10時間にわたるイベントフロア内に置かれたおよそ30万冊の本が、一部を除いて読み放題!
早速、本棚の前に陣取った大学生は…
【大学生】
「いや至福の時って感じ」
一緒に参加した友人は…
Q:楽しそうですね?
(笑い声が漏れる)
Q:この場所を選んだ理由は?
「(天井の)ライトが暖色の色が入っていてちょっと落ち着くなと」
それぞれ好みの場所をみつけ至福のひと時を送る参加者たち…。
一方、参加者と同じくイベント初体験の店長は…
【三浦店長】
「わ!びっくりした…」
Q:この時間に本を整理?
「(これまで)ないです。なんか本当は棚入れとかしたいが、うるさいのでやめました」
Q:かなり響く?
「そうなんですよ、靴脱いで裸足で歩こうかなと思うくらい静かだから…」
その静寂さと夜の深まりであの”悪魔”に襲われる人も…。
【京都から来た参加者】
Q:眠さ大丈夫?
「ちょっと眠い。何とか読もうと思って我慢しています」
しかし、1時間後には…。
Q:本屋で寝られるのは幸せ?
「幸せです…でも寝袋なのでちょっと痛い」
同じころ、大学生は…。
「限界が…」
手にしたのは”眠気覚まし”のドリンク!
実はこのイベントでは、広島の企業などが食べ物や飲み物をサポートしていて、アイスやクリームパンも届けられていました。
こうして様々な本や思いと向き合った、書店での1泊…。
【広島県内から参加】
Q:泊まる良さ
「紙のにおいするじゃないですか、あれいいですよね」
【京都から来た参加者】(午前7時前)
Q:おはようございます
「おはようございます」
Q:寝心地はどうでした?
「めっちゃぐっすり寝れました。ちょっと体が痛いが」
Q:100冊くらいと言っていたが?
「全然。13冊~14冊くらい」
Q:このイベントの良さは?
「普段自分が読むものではないジャンルもとってみようかと積極的になれる」
【広島県内から参加】
「買う本を何冊か決めてきたが、結局買う本は全然思っていた本ではなくてここで出会った知らない本たちだったので、知らない本に出合えるところがやっぱりいいなと思う」
”ネット書店”の利用者が増えるなか、”リアル書店”の魅力を再発見した参加者たち。
また、イベントが開催されることを願って、開店前の書店を後にしました。
《スタジオ》
取材をしたディレクターも深夜の書店は本のメージをめくる音が聞こえるほど本当に静かで緊張したと話していました。
今回のイベント参加者にはこうした「特別住民票」が配られるということなんで、「丸善ジュン区民」になれるというわけです。
【コメンテーター:元カープ・山内泰幸さん】
「私は本を一冊読む前に眠くなってしまうと思うんですが、本好きの人は前の日からすごくワクワクしていたのではないでしょうか」
【記者の目:鈴木崇義記者】
企画した店舗側がこのイベントで感じてほしいのは、非日常的な体験を通して、リアル書店でしかできない現物に触れること、選ぶ良さ、楽しさだということです。
オンライン販売や電子書籍がどんどん普及し、リアルな街の書店が減少する中、リアル店舗の本屋さんをともに盛り上げようという思いを感じたということです。
京都から新幹線でやってきたのは20代の姉妹。
【京都から参加】
Q:あと1時間くらいで始まる
「想像できないのでちょっと緊張しているが楽しみ」
参加するのは「丸善ジュンク堂書店」の”住んでみる”ツアー。
中国地方では初めて開催されます。
Q:何冊くらい読みたい?
「目標100冊!(笑)」
2014年の東京開催をかわ切りに、これまで6都府県で開かれてきた”書店に泊まれる”大人気イベントで、今回の当選倍率はおよそ57倍!
当選した4組8人が書店の”住人”となって、本を楽しむ権利を獲得しました。
こちらのカップルは自宅で…。
「アイマスク・ティッシュ・テント…」
キャンプをするかのように万全の準備で挑みます。
【ジュンク堂書店 広島駅前店・三浦明子店長】
「書店に足を運んでいただきたいという思いがすごく強くて、ずっとそれをいろいろな形で発信をしてきた。書店が楽しいところだというのをきょう一日しっかり味わっていただいて、周りの方にそれを伝えていただければと思います。よろしくお願いします」
「みんな一緒に本を読むぞ!1・2・3・ダー」
午後10時前から始まったおよそ10時間にわたるイベントフロア内に置かれたおよそ30万冊の本が、一部を除いて読み放題!
早速、本棚の前に陣取った大学生は…
【大学生】
「いや至福の時って感じ」
一緒に参加した友人は…
Q:楽しそうですね?
(笑い声が漏れる)
Q:この場所を選んだ理由は?
「(天井の)ライトが暖色の色が入っていてちょっと落ち着くなと」
それぞれ好みの場所をみつけ至福のひと時を送る参加者たち…。
一方、参加者と同じくイベント初体験の店長は…
【三浦店長】
「わ!びっくりした…」
Q:この時間に本を整理?
「(これまで)ないです。なんか本当は棚入れとかしたいが、うるさいのでやめました」
Q:かなり響く?
「そうなんですよ、靴脱いで裸足で歩こうかなと思うくらい静かだから…」
その静寂さと夜の深まりであの”悪魔”に襲われる人も…。
【京都から来た参加者】
Q:眠さ大丈夫?
「ちょっと眠い。何とか読もうと思って我慢しています」
しかし、1時間後には…。
Q:本屋で寝られるのは幸せ?
「幸せです…でも寝袋なのでちょっと痛い」
同じころ、大学生は…。
「限界が…」
手にしたのは”眠気覚まし”のドリンク!
実はこのイベントでは、広島の企業などが食べ物や飲み物をサポートしていて、アイスやクリームパンも届けられていました。
こうして様々な本や思いと向き合った、書店での1泊…。
【広島県内から参加】
Q:泊まる良さ
「紙のにおいするじゃないですか、あれいいですよね」
【京都から来た参加者】(午前7時前)
Q:おはようございます
「おはようございます」
Q:寝心地はどうでした?
「めっちゃぐっすり寝れました。ちょっと体が痛いが」
Q:100冊くらいと言っていたが?
「全然。13冊~14冊くらい」
Q:このイベントの良さは?
「普段自分が読むものではないジャンルもとってみようかと積極的になれる」
【広島県内から参加】
「買う本を何冊か決めてきたが、結局買う本は全然思っていた本ではなくてここで出会った知らない本たちだったので、知らない本に出合えるところがやっぱりいいなと思う」
”ネット書店”の利用者が増えるなか、”リアル書店”の魅力を再発見した参加者たち。
また、イベントが開催されることを願って、開店前の書店を後にしました。
《スタジオ》
取材をしたディレクターも深夜の書店は本のメージをめくる音が聞こえるほど本当に静かで緊張したと話していました。
今回のイベント参加者にはこうした「特別住民票」が配られるということなんで、「丸善ジュン区民」になれるというわけです。
【コメンテーター:元カープ・山内泰幸さん】
「私は本を一冊読む前に眠くなってしまうと思うんですが、本好きの人は前の日からすごくワクワクしていたのではないでしょうか」
【記者の目:鈴木崇義記者】
企画した店舗側がこのイベントで感じてほしいのは、非日常的な体験を通して、リアル書店でしかできない現物に触れること、選ぶ良さ、楽しさだということです。
オンライン販売や電子書籍がどんどん普及し、リアルな街の書店が減少する中、リアル店舗の本屋さんをともに盛り上げようという思いを感じたということです。