手記「原爆の子」のメンバー6人 10年ぶりに平和公園で再会 来年あらたな書籍を出版し被爆伝承

12/4(水) 12:04

広島で被爆した子どもの作文を集めて出版された「原爆の子」。その書き手である被爆者たちが集い被爆80年を前に想いを語り合いました。

3日、平和公園内のカフェに集まった6人。
メンバーは、1951年に出版されたこどもたちの原爆体験の手記「原爆の子」に当時、作文を寄せた被爆者です。

1970年代から手記を寄せたメンバーで「きょう竹会」を結成して毎年集まり、ここでしか話せない悩みや苦悩を語り合ってきました。

高齢化や新型コロナの影響もあり、今回は10年ぶりに顔を合わせました。

【「原爆の子」きょう竹会会長・早志百合子さん】
「生きている私たちが直に話す期間は少なくなっているので、これからいろんな言語に訳されて、世界中の特に若い人たちに読み継がれていったらいいなと」

会を作った被爆者の早志百合子さんは2013年に『「原爆の子」その後』を出版し、原爆の恐ろしさを伝えましたが被爆80年に合わせ来年、新たな書籍を出版し、幅広く被爆伝承していく予定です。