ノーベル平和賞授賞式 広島でも見守り「感動、新たな決意」 一方、アメリカでは…
12/11(水) 17:40
広島でノーベル平和賞授賞式を見守った被爆者や若者たちはこの歴史的な瞬間をどのように受け止めたのでしょうか?
【久保田記者】
「まもなく受賞式が始まるということで原爆資料館の会場には授賞式を前に多くの人がつめかけています」
広島市の原爆資料館には授賞式を見守ろうとおよそ300人が駆けつけました。
中には15歳で被爆し、今も証言し続ける95歳の切明千枝子さんの姿も。
【切明千枝子さん】
「喜びと同時に、一抹の不安も残って、何とも言えない複雑な気持ちですね。
戦争のない、殺し合いのない平和な世界につながっていってくれるとありがたいし、うれしいが、なかなかそれも難しいことなんじゃないか」
自宅で見守ったのは日本被団協の創設に尽力した森瀧市郎さんの娘春子さん。
フリードネス委員長のスピーチに反応しました。
【森瀧春子さん】
「アメリカが(核を)使ったことを明確に述べていますよね。非常に感動しました。罪悪性を、人道にもとる行為を告発することになるわけです。被爆者に授与するということは、非常に決意のいることだったと思うんですけど、逆に考えたらそういう決意をせざるを得ないほど、今の世界の状況が非常に危機的であると」
【石井記者】
「広島市内のカフェでも、市民団体がパブリックビューイングを企画し、大勢の人が集まっています」
企画したのは若い世代で作る市民団体。
核兵器のない社会の実現を目指し被爆者と心を共に活動してきました。
【カクワカ広島共同代表・田中美保さん】
「私自身の決意を新たにする日になったかなと、これまで以上に被爆者の皆さんの思いを自分の中に落とし込んで動いていく日になったかなという風に思います」
一方、原爆を投下したアメリカの反応は…
【ニューヨーク市民は】
Q:今年のノーベル平和賞の受賞者は知っていますか?
「いいえ」
「いいえ、知りません」
「いいえ、残念ながら知りません」
ほとんど知られていません。
しかし受賞を知ると
【ニューヨーク市民は】
「とてもいいことだと思う。悲惨な出来事だったので、それについてもっと調べてみます」
さらに、日本領事館前で受賞式に合わせ平和集会を開く人の姿も見られ、一歩一歩その思いは広がっています。
【久保田記者】
「まもなく受賞式が始まるということで原爆資料館の会場には授賞式を前に多くの人がつめかけています」
広島市の原爆資料館には授賞式を見守ろうとおよそ300人が駆けつけました。
中には15歳で被爆し、今も証言し続ける95歳の切明千枝子さんの姿も。
【切明千枝子さん】
「喜びと同時に、一抹の不安も残って、何とも言えない複雑な気持ちですね。
戦争のない、殺し合いのない平和な世界につながっていってくれるとありがたいし、うれしいが、なかなかそれも難しいことなんじゃないか」
自宅で見守ったのは日本被団協の創設に尽力した森瀧市郎さんの娘春子さん。
フリードネス委員長のスピーチに反応しました。
【森瀧春子さん】
「アメリカが(核を)使ったことを明確に述べていますよね。非常に感動しました。罪悪性を、人道にもとる行為を告発することになるわけです。被爆者に授与するということは、非常に決意のいることだったと思うんですけど、逆に考えたらそういう決意をせざるを得ないほど、今の世界の状況が非常に危機的であると」
【石井記者】
「広島市内のカフェでも、市民団体がパブリックビューイングを企画し、大勢の人が集まっています」
企画したのは若い世代で作る市民団体。
核兵器のない社会の実現を目指し被爆者と心を共に活動してきました。
【カクワカ広島共同代表・田中美保さん】
「私自身の決意を新たにする日になったかなと、これまで以上に被爆者の皆さんの思いを自分の中に落とし込んで動いていく日になったかなという風に思います」
一方、原爆を投下したアメリカの反応は…
【ニューヨーク市民は】
Q:今年のノーベル平和賞の受賞者は知っていますか?
「いいえ」
「いいえ、知りません」
「いいえ、残念ながら知りません」
ほとんど知られていません。
しかし受賞を知ると
【ニューヨーク市民は】
「とてもいいことだと思う。悲惨な出来事だったので、それについてもっと調べてみます」
さらに、日本領事館前で受賞式に合わせ平和集会を開く人の姿も見られ、一歩一歩その思いは広がっています。