【恋乃葉の恋するバス散歩】広電バス「三段峡線」第5弾  “勝手に観光大使”の熱量がすごい 安芸太田町

12/13(金) 20:00

広島出身のタレント塚本恋乃葉さんとお届けしています『恋乃葉の恋するバス散歩』
広島電鉄のバスの路線の中で、最も長い三段峡線は今回が最終回です。
加計の町から発車オーライ!

【塚本恋乃葉さん・河野行恵アナウンサー】<前回の様子>
「うわー、かわいい」
「すごい、鮎!ずっしりですよ、中まで」

前回は明治時代から安芸太田町で和菓子店を営む、ヨコタ製菓の名物、『鮎最中』を取材しました。

<今回のロケ>
次のバスまで時間があったので、撮影中にちょっと気になったことを調べるため、ある場所へ向かいました。

【塚本恋乃葉さん・河野アナ】
「立派な建物ですね」
「本当に立派」
「交流館かけはし。ここが五サー市の…」

かけはしに来た理由…それはおよそ2時間前のこと…

【塚本恋乃葉さん・河野アナ】
「恋乃葉ちゃん、この旗なんだろ?」
「加計、何ですか?五サー市」
「五サー市ってなんだろう?」

さらに加計の商店街の中でも…

【塚本恋乃葉さん・河野アナ】
「あ!見て恋乃葉ちゃん、ポスター」
「五サー市のポスター」
「なんか楽しそうな売り物があったり」
「勝手に路上ライブ。勝手に?いいですね」
「これ何?ホンモロコ?」
「えー、なんだろう。ホンモロコ?覚えておこう。ホンモロコ」
「聞いてみよう」
「ホンモロコ。五サー市」

五サー市?が何なのか?イベントの事務局がある『太田川交流館 かけはし』へとやって来たのでした。
実行委員が来てくれるというので、待っていると…

【五サー市実行委員 大倉啓司さん・塚本恋乃葉さん・河野アナ】
「はい、こんにちはー」
「こんにちは」
「こんにちは、すみません突然」
「あー、よく見る人じゃー」
「ありがとうございます。何者なんですか?」
「私はねえ、商工会の副会長であり、安芸太田町勝手に観光大使であり」
「勝手に?」
「勝手に観光大使であり、そういう立場のおじさんです」

大倉さんは2012年、広島県が観光キャンペーンを展開した際に、それにあやかった安芸太田町独自の企画を実行。
以降、『勝手に観光大使』としてことあるごとに安芸太田町をPRしてきました。

【五サー市実行委員 大倉啓司さん・塚本恋乃葉さん・河野アナ】
「ちょうど旗見たんですよ。五サー市」
「きのう、きのうみんなで設置したばっかりです」
「昨日だったんだ」
「きのう設置したばっかりで」
「一番力入れてるイベントです」
「おー、1年で一番!」
「なんか5のつく日がとか…」
「そうそうそうそう」
「なんか横田さんね…」
「ああ、教えてくださった?」
「五のつく日に市がこの辺で開かれとったんよ。それで、そのうちの歳末の一番大きい市が五歳市。五歳市と言っていたのが、だんだん略されて。なまって、五サー市になったという」「へー」
「それが昭和の初期まであった。いつの間にかもう無いなって。
でもそれを27年前に復活して」

五サー市は、古くから安芸太田町で開かれていた年末の市を再現したお祭りで,1998年に復活しました。
コロナ禍前までは、バスの通る国道を歩行者天国にして大々的に行われていましたが、現在は旧加計駅前の広場で行われています。

【五サー市実行委員 大倉啓司さん・塚本恋乃葉さん・河野アナ】
「もと加計駅じゃけえね。加計駅で」
「プラットフォームもあって」
「プラットフォームがわし一押しの、勝手に路上ライブのね…」
「気になってたんですよ!」
「なんですか?勝手に路上ライブっていうのは?」
「そうそう。私が勝手に観光大使じゃけえ、勝手にいろいろライブをやろう言うて。
あんまり有名でないメンバーが集まってると」
「あ、でも何かポスターで気になる食べ物ありました。なんでしたっけ?」
「なんだっけ」
「コロン、コロン?コロ、ホロ…」
「ホンモロコ?コロン、コロンね」
「それです」
「ホンモロコいうたらね、京都のほうじゃ高級料理らしいんだけど。小さいお魚さんを休耕田で育てて。それをメインは天ぷらだね。高級料理でございます。まあ、鮎の方がもっと美味しいかね」
「そうか、楽しみなお祭りですね」
「そうじゃねえ。残念じゃね、放送が後じゃいうのがね」
「来年の五サー市に向けて告知お願いします」
「来年、来年はもっともっと、美味しい。楽しい。癒されるイベントになってますんで」
「ぜひ来てください」
「お願いします。一年後です」

疑問もすーっきり解決して、外に出ると大きな虹が…これは何かの吉兆なんでしょうか。
それでは運命のサイコロタイムです。

【塚本恋乃葉さん・河野アナ】
「今は因みに34/121駅まで来ています」
「34!でも、もう結構時間も時間ですし、大きい数を出します」
「お願いします」
「よいしょ。12」「12」

加計新町バス停からバスに乗って、そこから12駅。
到着したのは向光石バス停です。
次なる取材先を探して歩いて前進します。

【塚本恋乃葉さん・河野アナ】
「あー、ここもあれだね。鉄道が通ってた」
「これもなんですね」
「ちょっと暗くなってきましたよ」
「急げ」
「こんにちわ」
<夕焼け小焼け町内放送♪>
「これ」
「チャイムが聞こえたということは5時ですか?これは」
「あー、カラス」
「カラスと一緒に帰りましょう♪。ああ、何かさあ、恋乃葉ちゃん見て。ちょうどいいところに何かありますよ」
「国鉄2万キロ標?」
「これなんか『てつたま』でやってませんでした?てつたまディレクター!(<恋乃葉の恋するバス散歩>のディレクターと兼任)来ましたよね?来た。すごい綺麗にしてるね」
「明治5年、1872年に新橋から横浜間29キロを開業して以来、国鉄の総延長がちょうどこの時点で2万キロに達したことを記念したものである」
「おー!」
「ちょっと…ちょっともう1回、読むことに集中して、何にも(頭に)入ってきてなくて…」
「理解する?理解してください」
「2万キロ!ええすごい」
「ずーっと繋げて来て、ここが2万キロの、そのちょうどの場所」
「えー、すごい」
「こうやってお花に囲まれてるっていいね。こういうの見ると、地域の人が大事にしてるのがわかりますね」
「そうですね。だってちゃんとお手入れされて、こんな綺麗に」

国鉄2万キロ標の取材を終えると、すっかり日も落ち、ここで無念のタイムアップ!

【塚本恋乃葉さん・河野アナ】
「ちょっとあんまり進めなかったですね。今はこの辺り、半分も行かなかった。
本当に安芸太田町の皆さん、エネルギッシュだったね」
「本当に。いつもだったら、この時間はお腹が空いて、もう大変なんですけど、まだお腹すいてません」
「まんぷく食堂のおかげです。ということで。三段峡線編はここまでとなります。
ありがとうございました」
「はい!ありがとうございました」
「また、次の路線の方もよろしくお願いします」

国の名勝、三段峡に始まり、安芸太田町を5回にわたって放送してきた『恋乃葉の恋するバス散歩』広島電鉄バス最長の三段峡線。
ゴールはできませんでしたが、その道中の素敵な出会いに感謝感激。
忘れられないバス散歩となりました。

<スタジオ>
次回は新年の放送になります。「開運バス散歩」です。
お楽しみに・・・・。