広島市西区陥没事故 福山通運事務所も解体の見込み 費用は広島市と工事受注の業者が負担か

12/18(水) 12:03

今年9月、広島市西区で発生した陥没事故で、建物が傾くなどして解体の方針となった市営住宅に続き、運送会社の事務所も解体される見込みであることがわかりました。

この事故は今年9月、広島市西区福島町で雨水管を地下30メートルに整備する工事中、道路が、幅15メートル、長さ40メートルに渡って陥没したものです。

周辺の建物9棟は倒壊の恐れがあるとして「危険」と判断され、このうち解体の方針が決まった市営住宅2棟に加え新たに、福山通運の事務所も解体する方針であることがわかりました。

関係者によりますと「危険」と判断された残りの6棟については、解体を希望する住民だけでなく現地での改修を望んでいる事業者もいるということです。

《スタジオ》
改めて現場の地図を見てみますと、赤い丸が陥没事故が起きた交差点、黄色の2棟が市営住宅そして青が福山通運の事務所です。
こちら、2階以上が寮になっていて事故以降は閉鎖されているということです。

【記者の目:久保田千晶記者】
取材した久保田記者によりますと、広島市は今回の陥没事故と地下で行われていた工事に因果関係があるとみていることから解体の費用は、広島市と工事を受注したJV側で負担すると見られています。
その負担割合も含めて今後も協議が続けられるということです。