「農業女子会」が特産クワイを収穫 仲間と共に農業盛り上げる! やる気とパワーに感動 広島・福山市
12/24(火) 20:00
メビウスのとことんふるさと応援隊。
今回は、福山市で地域の農業を盛り上げるために立ち上がった女性グループを取材しました。
(メビウス・マミ)
「今日は福山市にやってきました。住宅街を歩いているんですけど、ここかな?」
(メビウス・ノリエ)「けっこう車が停まってる」
(マミ)「素敵な古民家がある」
訪れたのは古民家を使ったレンタルスペースkokomo津之郷です。
この一角で先週月曜日に営業していたのが?
(マミ&ノリエ)「おはようございます」
(吉井笑店・吉井知世さん)
「いらっしゃいませ」
(マミ)「賑わっていますけど、何のお店ですか?」
(吉井さん)「吉井笑店といって、地域の農家さんから仕入れた野菜を販売している八百屋みたいな感じです」
(マミ)「素敵。ちなみに今旬のものとかあるんですか?」
(吉井さん)「旬のものしか置かないことにしているので、全部旬なんですけど。一番おすすめは彼女が作っているマコノイモ。マコノイモという品種ではなくて、マコさんが作っている芋なのでマコノイモという名前。自分の子供に安全なものを食べてもらいたいという思いで彼女が作ったお芋」
(マミ&ノリエ)「おいしそう」
(吉井さん)「店内で焼き上げました。紅はるかです品種は」
(先家茉子さん)「1回食べてくれたらリピーターになってくれて」
(女性客)「かなり甘いです」
(マミ)「気になる」
(先家さん)「1g1円」
(マミ)「今売られようとしてますよね」
地域の人たちに、地元でとれるおいしい野菜を味わってもらいたいと、週に一度のペースでオープンする吉井笑店。
福山特産の冬野菜も届きましたよ。
(びんご農業女子会 西本由佳 会長)「お待たせしましたクワイです」
(吉井さん)「ありがとうございます。今届きました生産者さんから」
(マミ)「クワイってこんな色でしたっけ?綺麗」
(西本さん)「昨日収穫したてなので」
(吉井さん)「人気なんですよ。クワイ以外にも色々な野菜を持って来てくださるんですけれど、クワイがメインで今は」
(マミ)「こうやって繋がりあっているんですね」
(吉井さん)「実は私たち、びんご農業女子会というグループに所属していて」
(マミ)「びんご農業女子会?」
(西本さん)「備後のエリアに農家さんって少ないんです。全然繋がりが無かったんですけれど女子会を作って繋がろうと。専業農家さん・家庭菜園・飲食をされている方、様々なメンバーが集まって賑やかにやっている会です」
(吉井さん)「農家さんだけでは、こういう販売もできないですし、SNSができなかったり。自分たちが得意な所を補い合って農家さんを盛り上げようと」
(西本さん)「農家も、ひとりじゃないって思えるんですよ」
農業に関心のある様々なメンバーで去年結成した「びんご農業女子会」。
研修会や現地視察などを通して備後地域の農業を元気にするための活動を行っています。
<クワイの収穫現場>
(マミ&ノリエ)「ここが?初めて見た!大変な作業ですよね」
(西本さん)「そうなんです」
(マミ)「気温も低いですし」
(西本さん)「寒いです。長いホースを持っているのが父なんですけど」
(マミ)「お父さま?」
(西本さん)「はい。今日はアルバイトのメンバーと、なんと農業女子のメンバーが一人田んぼに入っています」
寒空のもと、田んぼの中で早朝から行われていたクワイの収穫作業。
年末に向けて繁忙期を迎える中、女子会のメンバーも助っ人として活躍していました。
(西本さん)「掘り起こしたものを彼女が株を上げて芋をとっている状態です」
(マミ)「ほんとだ。寒くないですか?」
(農業女子会メンバー)「寒くないです」
(マミ)「嘘にしか聞こえない」
(西本さん)「ちぎりという作業は女の子の方が上手なんです。丁寧に作業ができる。
今まで女性のアルバイトさんに田んぼに入ってと言っても、みんな嫌がっていたんだけど率先して入ってくれて」
(マミ)「欠かせない戦力になっているんですね」
(西本さん)「そうですね。で、女性が入ることによって、男性陣がやる気なんですよ」
(マミ&ノリエ)「なるほどね。ちょっと格好いい所を見せないとね。張り切っちゃってるんですね」
(西本さん)「力仕事任せろみたいにやってくれるんですよ。私の時は無いんですよ」
(マミ)「ま、そこは深く聞かないことにしますね」
午前中に収穫したクワイは、鮮度のいい状態で出荷するため、その日のうちに箱詰めされます。ゴミを取り除きサイズごとに分けて綺麗に洗浄。作業は時間との勝負です。
(マミ)「こちらにも農業女子の方がいらっしゃるんですか?」
(西本さん)「はい。そうなんです」
(マミ&ノリエ)「おじゃまします。こんにちは。美女揃いで」
(西本さん)「一番小さな姫クワイ。ゴミと傷んでいるものを捨てるんですけど。あとは色を分ける、形を分ける」
手作業でしかできない繊細なクワイの選別。
手伝う女子会メンバーにとっても貴重な体験になっているようです。
(農業女子会メンバー)
「福山の名産であるクワイに初めて関わらせてもらって、すごく大変だなという事を実感しています。ひとりで黙々と農業をしていたので、自分の作り方で満足していたけれど、こんな作り方もあるよというのを教えてもらって勉強になっています」
(マミ)「びんご農業女子会の魅力って何ですか?」
(農業女子会メンバー)「いろんな業種の方がいらっしゃるという事と、農業だけというのではなく、加工の所まで。広い目で見て活動されているのが魅力じゃないかなと思います」
農作物を作る人と、それを盛り上げるためにサポートする人たち。
結成からもうすぐ1年。
仲間の存在は生産者にとって大きな活力になっています。
(西本さん)「楽しいです。ひとりじゃないって。生育不良だったり、どうしてだろうと思う事も仲間ができた事によって仲間に相談できる。次、何をしようかって考える意欲にも繋がっています。
どの業種もそうなんですけれど、担い手不足。求人を出しても応募がなかなか無かったり。
毎年困っていたんですけれど、この度は農業女子のメンバーが手伝いに来てくれるし本当に助かっています」
(マミ)「会長として盛り上げながらも助けられている部分も大きいんですね」
(西本さん)「はい」
ここで微力ではありますが、メビウスもお手伝い。
ゴミと一緒に田んぼから届いたクワイを手作業で分けていきます。
(マミ)「大事な所を捨てないように気をつけないと」
(西本さん)「そうですね。角が命なので」
(マミ)「そっか、それを折っちゃいけないんですよね」
(ノリエ)「地道な作業ですね」
(西本さん)「そうなんです。すべて手作業ですね、どの工程も」
(マミ)「やっぱ西本さん早い」
(西本さん)「18年やっているので」
(マミ)「確かに。同じスピードだったら困りますよね。今年のお正月のクワイはおいしく味わえそうだな」
<水槽から水を抜く>
(マミ&ノリエ)「わーすごい!」
(西本さん)「ゴミが無い状態です」
(マミ)「綺麗になりましたね。真冬にこんなに水を浴びるとは思わなかったです」
お手伝いの後は、農家ならではのクワイ料理を。
スライスしてサクサクに揚げたクワイチップス。
そして・・・・
(西本さん)「クワイをすりつぶして海苔に巻いて揚げた磯辺揚げです」
(マミ&ノリエ)「わーおいしそう」
(西本さん)「クワイだけです」
(マミ)「100%クワイ?」
(西本さん)「はい」
(マミ&ノリエ)
<試食>
「おいしい!どしたんこれ、おいしい」
(西本さん)「もちもちでしょ?皆さんに食べてもらいたい。家で作ってもらいたい一品です」
(マミ)「クワイって、おせちに入っているものとか、素揚げしたものしか食べていないけれど磯辺揚げにできるんだ」
(西本さん)「おでんに入れたり、カレーにしたり、みそ汁に入れる。お芋さんなので色んな食べ方があるので、おせち以外でも味わってもらいたいです」
メビウス「♪まっとって」披露
今回は、福山市で地域の農業を盛り上げるために立ち上がった女性グループを取材しました。
(メビウス・マミ)
「今日は福山市にやってきました。住宅街を歩いているんですけど、ここかな?」
(メビウス・ノリエ)「けっこう車が停まってる」
(マミ)「素敵な古民家がある」
訪れたのは古民家を使ったレンタルスペースkokomo津之郷です。
この一角で先週月曜日に営業していたのが?
(マミ&ノリエ)「おはようございます」
(吉井笑店・吉井知世さん)
「いらっしゃいませ」
(マミ)「賑わっていますけど、何のお店ですか?」
(吉井さん)「吉井笑店といって、地域の農家さんから仕入れた野菜を販売している八百屋みたいな感じです」
(マミ)「素敵。ちなみに今旬のものとかあるんですか?」
(吉井さん)「旬のものしか置かないことにしているので、全部旬なんですけど。一番おすすめは彼女が作っているマコノイモ。マコノイモという品種ではなくて、マコさんが作っている芋なのでマコノイモという名前。自分の子供に安全なものを食べてもらいたいという思いで彼女が作ったお芋」
(マミ&ノリエ)「おいしそう」
(吉井さん)「店内で焼き上げました。紅はるかです品種は」
(先家茉子さん)「1回食べてくれたらリピーターになってくれて」
(女性客)「かなり甘いです」
(マミ)「気になる」
(先家さん)「1g1円」
(マミ)「今売られようとしてますよね」
地域の人たちに、地元でとれるおいしい野菜を味わってもらいたいと、週に一度のペースでオープンする吉井笑店。
福山特産の冬野菜も届きましたよ。
(びんご農業女子会 西本由佳 会長)「お待たせしましたクワイです」
(吉井さん)「ありがとうございます。今届きました生産者さんから」
(マミ)「クワイってこんな色でしたっけ?綺麗」
(西本さん)「昨日収穫したてなので」
(吉井さん)「人気なんですよ。クワイ以外にも色々な野菜を持って来てくださるんですけれど、クワイがメインで今は」
(マミ)「こうやって繋がりあっているんですね」
(吉井さん)「実は私たち、びんご農業女子会というグループに所属していて」
(マミ)「びんご農業女子会?」
(西本さん)「備後のエリアに農家さんって少ないんです。全然繋がりが無かったんですけれど女子会を作って繋がろうと。専業農家さん・家庭菜園・飲食をされている方、様々なメンバーが集まって賑やかにやっている会です」
(吉井さん)「農家さんだけでは、こういう販売もできないですし、SNSができなかったり。自分たちが得意な所を補い合って農家さんを盛り上げようと」
(西本さん)「農家も、ひとりじゃないって思えるんですよ」
農業に関心のある様々なメンバーで去年結成した「びんご農業女子会」。
研修会や現地視察などを通して備後地域の農業を元気にするための活動を行っています。
<クワイの収穫現場>
(マミ&ノリエ)「ここが?初めて見た!大変な作業ですよね」
(西本さん)「そうなんです」
(マミ)「気温も低いですし」
(西本さん)「寒いです。長いホースを持っているのが父なんですけど」
(マミ)「お父さま?」
(西本さん)「はい。今日はアルバイトのメンバーと、なんと農業女子のメンバーが一人田んぼに入っています」
寒空のもと、田んぼの中で早朝から行われていたクワイの収穫作業。
年末に向けて繁忙期を迎える中、女子会のメンバーも助っ人として活躍していました。
(西本さん)「掘り起こしたものを彼女が株を上げて芋をとっている状態です」
(マミ)「ほんとだ。寒くないですか?」
(農業女子会メンバー)「寒くないです」
(マミ)「嘘にしか聞こえない」
(西本さん)「ちぎりという作業は女の子の方が上手なんです。丁寧に作業ができる。
今まで女性のアルバイトさんに田んぼに入ってと言っても、みんな嫌がっていたんだけど率先して入ってくれて」
(マミ)「欠かせない戦力になっているんですね」
(西本さん)「そうですね。で、女性が入ることによって、男性陣がやる気なんですよ」
(マミ&ノリエ)「なるほどね。ちょっと格好いい所を見せないとね。張り切っちゃってるんですね」
(西本さん)「力仕事任せろみたいにやってくれるんですよ。私の時は無いんですよ」
(マミ)「ま、そこは深く聞かないことにしますね」
午前中に収穫したクワイは、鮮度のいい状態で出荷するため、その日のうちに箱詰めされます。ゴミを取り除きサイズごとに分けて綺麗に洗浄。作業は時間との勝負です。
(マミ)「こちらにも農業女子の方がいらっしゃるんですか?」
(西本さん)「はい。そうなんです」
(マミ&ノリエ)「おじゃまします。こんにちは。美女揃いで」
(西本さん)「一番小さな姫クワイ。ゴミと傷んでいるものを捨てるんですけど。あとは色を分ける、形を分ける」
手作業でしかできない繊細なクワイの選別。
手伝う女子会メンバーにとっても貴重な体験になっているようです。
(農業女子会メンバー)
「福山の名産であるクワイに初めて関わらせてもらって、すごく大変だなという事を実感しています。ひとりで黙々と農業をしていたので、自分の作り方で満足していたけれど、こんな作り方もあるよというのを教えてもらって勉強になっています」
(マミ)「びんご農業女子会の魅力って何ですか?」
(農業女子会メンバー)「いろんな業種の方がいらっしゃるという事と、農業だけというのではなく、加工の所まで。広い目で見て活動されているのが魅力じゃないかなと思います」
農作物を作る人と、それを盛り上げるためにサポートする人たち。
結成からもうすぐ1年。
仲間の存在は生産者にとって大きな活力になっています。
(西本さん)「楽しいです。ひとりじゃないって。生育不良だったり、どうしてだろうと思う事も仲間ができた事によって仲間に相談できる。次、何をしようかって考える意欲にも繋がっています。
どの業種もそうなんですけれど、担い手不足。求人を出しても応募がなかなか無かったり。
毎年困っていたんですけれど、この度は農業女子のメンバーが手伝いに来てくれるし本当に助かっています」
(マミ)「会長として盛り上げながらも助けられている部分も大きいんですね」
(西本さん)「はい」
ここで微力ではありますが、メビウスもお手伝い。
ゴミと一緒に田んぼから届いたクワイを手作業で分けていきます。
(マミ)「大事な所を捨てないように気をつけないと」
(西本さん)「そうですね。角が命なので」
(マミ)「そっか、それを折っちゃいけないんですよね」
(ノリエ)「地道な作業ですね」
(西本さん)「そうなんです。すべて手作業ですね、どの工程も」
(マミ)「やっぱ西本さん早い」
(西本さん)「18年やっているので」
(マミ)「確かに。同じスピードだったら困りますよね。今年のお正月のクワイはおいしく味わえそうだな」
<水槽から水を抜く>
(マミ&ノリエ)「わーすごい!」
(西本さん)「ゴミが無い状態です」
(マミ)「綺麗になりましたね。真冬にこんなに水を浴びるとは思わなかったです」
お手伝いの後は、農家ならではのクワイ料理を。
スライスしてサクサクに揚げたクワイチップス。
そして・・・・
(西本さん)「クワイをすりつぶして海苔に巻いて揚げた磯辺揚げです」
(マミ&ノリエ)「わーおいしそう」
(西本さん)「クワイだけです」
(マミ)「100%クワイ?」
(西本さん)「はい」
(マミ&ノリエ)
<試食>
「おいしい!どしたんこれ、おいしい」
(西本さん)「もちもちでしょ?皆さんに食べてもらいたい。家で作ってもらいたい一品です」
(マミ)「クワイって、おせちに入っているものとか、素揚げしたものしか食べていないけれど磯辺揚げにできるんだ」
(西本さん)「おでんに入れたり、カレーにしたり、みそ汁に入れる。お芋さんなので色んな食べ方があるので、おせち以外でも味わってもらいたいです」
メビウス「♪まっとって」披露