広電本社前に鉄道模型の店 地元の情景たっぷり巨大ジオラマで模型を走らせる! 鉄ちゃん野川【てつたま】
12/25(水) 20:00
鉄道の魅力を熱くお伝えする野川キャスターの「てつたま」です。
鉄道ファン必見のお店を発見したので、取材してきました。
それでは今年最後の「てつたま」参りますよ。
それでは皆さんご一緒に…出発進行
【野川キャスター】
「3週間くらい前ですか、広電の日ですね。1万9千人が来場したっていう大きなイベントでしたけれども…早いですね。本当に時が過ぎるのは。今日ですね。なぜ私がここからスタートしているか。ちょっとね、この周りを歩いていましたら、気になるお店を見つけたんです。行ってみましょう」
広島電鉄の車庫側から大通りの方に歩いていくと…
【野川キャスター】
「あった、あった、あった。あった!安芸山陽模型」
今年1月、広島電鉄本社前の道路を挟んで、向かいのビルに鉄道模型を販売する「安芸山陽模型」がオープンしました。
代表の岩井さんは鉄道模型好きが高じて、会社勤めをしながら2足のわらじで夢だった鉄道模型店を経営しています。
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「私たちのこの後ろのエリア。もうね、すごいんですよ。カープのね、毎年ファンを楽しませてくれるラッピングの車両ですよ。2019年のもの。『誠也鈴木』ですよ、皆さん。
なかなかね、お値段もすごい値段しますけどね。いやでも、これ欲しい人が欲しいですから。
値付けっていうのはやっぱり、需要と供給で成り立ちますからね。特にこういう世界のものは」
模型もさることながら、なんといっても注目はトレインビューのこの立地。
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「ここは狙ってこの場所ですか?」
「そうですね。まあやっぱり、本社前。広電本社前電停すぐになると、電車で来られるお客様もやっぱり分かりやすいですし、電車乗っている方とかも、見やすい位置なので。広電本社っていうのは、やはり広島代表する鉄道会社ですので。そういった目の前っていうのは、インパクトに残るかなと思いまして」
「広電本社の目の前のビルのテナントに空きが出るって、なかなかすごい確率じゃないですか?」
「ちょっと車でこう、電車ではないんですけど車で走っていた時に、ちょうどここがテナント募集中みたいな形になっておりまして。もうここにするしかないっていう気持ちですね」「聞いてみたらシンデレラストーリーですね、なかなかね。全国に鉄道模型店というのは、ありますけども、なかなか、こんな一等地で営業されているのはないんじゃないかなってぐらい」
模型の販売に加えて、安芸山陽模型の売上の柱がもう一つ…
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「何かがですね。走り回っている音がしております、はい。それも一人や二人じゃないですね、これね。駆け込み禁止ですよ、皆さん。ね!おおー。すごい。これはすごい。
これはすごい」
全長およそ5.5mの巨大な鉄道ジオラマ。
広島やおとなり山口県の情景を意識した構図で作られています。
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「水張った直後の田んぼイメージですかね?」
「はい、そうです」
「ちょっと鏡みたいにこうなるのをね、『あー』って分かる方いらっしゃると思うんですけど、それを表現されるんですね」
「一応、場所ごとに分かれているんですけど、このS字のカーブのところは、セノハチを。
八本松よりの志和インター入口の近くのところをちょっと意識しておりまして」
「急勾配のね、西日本屈指の鉄道の難所とね、昔こう言われたところですけども。碓氷峠がありますけれど、東ではそちら。西ではこの俗にセノハチ。瀬野と八本松の山陽線、間の区間。
勾配が非常に急で鉄道って難しいと言われたエリアですね」
「ここは西条の酒蔵通りをイメージしておりまして」
「あらー西条の町並みだと思って見ていると、この西条の町越しに…あー!『瑞風』あら!どんな世界線なんだ、これは?」
実はこのジオラマ路線ごとにレンタルすることができて、自分の模型を持ち込んで自由に走らせることができるんです。
全部で6つの路線があり、模型もレンタルできるので初心者でも楽しむことができます!
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「あー!500系です、もう、ね。大ベテランですけども、いまだにね、デザイン。
古い感じがしないというね。あ!ドクターイエローとすれ違ってる。500系とドクターイエローが一緒にホームで並んだりとかするところを皆さん待ち構えて、写真を撮ろうとするんだけど…またね、ドクターイエローはスケジュールも公表されていないということもあって、かなり難易度が高い。あー、ここ。ここ。今、この瞬間です。この、すれ違ったこの瞬間をみんな撮りたい。ドクターイエローは見たら、その日1日ハッピーでいられるって話がありますけど、500系との並びで撮れたら、1年ぐらいずっとハッピーなんでしょうね」
「あとはここですね。ここがやっぱり、一番のメインになるんですけど」
「貨物ターミナルですか?」
「そうですね。はい」
「すごい!そのど真ん中を今、新快速がね、通過して行っていますけども。これは広い大きなジオラマですけども、詰め込ましたね」
「模型で並べていただいた時に26両。機関車と補機を入れて停められるようにしてありますので」
「うわー、本当の貨物輸送みたいな情景が作れるってことですね」
「そうですね」
と、その時。
岩井さんから手渡されたのは?
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「あら?」
「もしよかったら、ちょっと走らせていただけたらなと思いまして」
「いいんですか?」
「はい」
「デモンストレーション専用。これKATO(鉄道模型メーカー)さんからですか?」
「そうですね」
「KATOさんからですよ」
マスコンキーがついた、本格的なワンハンドルコントローラー。
お値段なんとおよそ6万円です。
このコントローラーを使って動かすのは、JR西日本の豪華寝台列車『瑞風』です。
【野川キャスター】
「このワンハンドル、行きますよ。あ、このノッチの刻みがリアル。行ってらっしゃい!あー、テールライトも鮮やかに…これあれじゃないですか?まもなくセノハチのカーブじゃないですか?あ、きたきたきた。ちょうど新快速とすれ違うー。両方とも編成長いですから、見応えがあるー!セノハチのカーブを通過して帰ってきた。じゃあ、ちょっとブレーキ操作にかかりましょう。よ!ちょちょちょちょ…徐々に減速をして…いやー、ふふふふ。ふふふふ。目の前に広がる景色の中を、自分が今、操縦している列車が動いていく感動。
何物にも代えがたいですね。来年、開店一周年イヤーということなんですかね?どんな一年にしたいですか?」
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表】
「そうですね、来てくださる方、皆さんが楽しんで頂けるようなお店にしたいと思います。広島で鉄道模型といえば、ココっていうところまで行きたいですね」
<スタジオ>
【野川キャスター】
ジオラマの魅力って、場所も時代設定も自分の思うようにできるってことだと思うんですね。理想を追求できるそういうことです。セノハチなんかもありながら、新幹線の駅もありながらってことですけど、例えば途中で出てきた500系新幹線、黄色のドクターイエロー。ともにもう引退が予告されてる列車なんですが、今はまだ一緒に走っているところが実際に見られるけど、5年後は、もしかしたらもう見られないかもしれない。そういうときも、ジオラマであれば、好きなときに好きなように楽しめるということだと思います。
皆さんも好きな車両を持って、ぜひ広電本社前にお越しください。
今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
鉄道ファン必見のお店を発見したので、取材してきました。
それでは今年最後の「てつたま」参りますよ。
それでは皆さんご一緒に…出発進行
【野川キャスター】
「3週間くらい前ですか、広電の日ですね。1万9千人が来場したっていう大きなイベントでしたけれども…早いですね。本当に時が過ぎるのは。今日ですね。なぜ私がここからスタートしているか。ちょっとね、この周りを歩いていましたら、気になるお店を見つけたんです。行ってみましょう」
広島電鉄の車庫側から大通りの方に歩いていくと…
【野川キャスター】
「あった、あった、あった。あった!安芸山陽模型」
今年1月、広島電鉄本社前の道路を挟んで、向かいのビルに鉄道模型を販売する「安芸山陽模型」がオープンしました。
代表の岩井さんは鉄道模型好きが高じて、会社勤めをしながら2足のわらじで夢だった鉄道模型店を経営しています。
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「私たちのこの後ろのエリア。もうね、すごいんですよ。カープのね、毎年ファンを楽しませてくれるラッピングの車両ですよ。2019年のもの。『誠也鈴木』ですよ、皆さん。
なかなかね、お値段もすごい値段しますけどね。いやでも、これ欲しい人が欲しいですから。
値付けっていうのはやっぱり、需要と供給で成り立ちますからね。特にこういう世界のものは」
模型もさることながら、なんといっても注目はトレインビューのこの立地。
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「ここは狙ってこの場所ですか?」
「そうですね。まあやっぱり、本社前。広電本社前電停すぐになると、電車で来られるお客様もやっぱり分かりやすいですし、電車乗っている方とかも、見やすい位置なので。広電本社っていうのは、やはり広島代表する鉄道会社ですので。そういった目の前っていうのは、インパクトに残るかなと思いまして」
「広電本社の目の前のビルのテナントに空きが出るって、なかなかすごい確率じゃないですか?」
「ちょっと車でこう、電車ではないんですけど車で走っていた時に、ちょうどここがテナント募集中みたいな形になっておりまして。もうここにするしかないっていう気持ちですね」「聞いてみたらシンデレラストーリーですね、なかなかね。全国に鉄道模型店というのは、ありますけども、なかなか、こんな一等地で営業されているのはないんじゃないかなってぐらい」
模型の販売に加えて、安芸山陽模型の売上の柱がもう一つ…
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「何かがですね。走り回っている音がしております、はい。それも一人や二人じゃないですね、これね。駆け込み禁止ですよ、皆さん。ね!おおー。すごい。これはすごい。
これはすごい」
全長およそ5.5mの巨大な鉄道ジオラマ。
広島やおとなり山口県の情景を意識した構図で作られています。
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「水張った直後の田んぼイメージですかね?」
「はい、そうです」
「ちょっと鏡みたいにこうなるのをね、『あー』って分かる方いらっしゃると思うんですけど、それを表現されるんですね」
「一応、場所ごとに分かれているんですけど、このS字のカーブのところは、セノハチを。
八本松よりの志和インター入口の近くのところをちょっと意識しておりまして」
「急勾配のね、西日本屈指の鉄道の難所とね、昔こう言われたところですけども。碓氷峠がありますけれど、東ではそちら。西ではこの俗にセノハチ。瀬野と八本松の山陽線、間の区間。
勾配が非常に急で鉄道って難しいと言われたエリアですね」
「ここは西条の酒蔵通りをイメージしておりまして」
「あらー西条の町並みだと思って見ていると、この西条の町越しに…あー!『瑞風』あら!どんな世界線なんだ、これは?」
実はこのジオラマ路線ごとにレンタルすることができて、自分の模型を持ち込んで自由に走らせることができるんです。
全部で6つの路線があり、模型もレンタルできるので初心者でも楽しむことができます!
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「あー!500系です、もう、ね。大ベテランですけども、いまだにね、デザイン。
古い感じがしないというね。あ!ドクターイエローとすれ違ってる。500系とドクターイエローが一緒にホームで並んだりとかするところを皆さん待ち構えて、写真を撮ろうとするんだけど…またね、ドクターイエローはスケジュールも公表されていないということもあって、かなり難易度が高い。あー、ここ。ここ。今、この瞬間です。この、すれ違ったこの瞬間をみんな撮りたい。ドクターイエローは見たら、その日1日ハッピーでいられるって話がありますけど、500系との並びで撮れたら、1年ぐらいずっとハッピーなんでしょうね」
「あとはここですね。ここがやっぱり、一番のメインになるんですけど」
「貨物ターミナルですか?」
「そうですね。はい」
「すごい!そのど真ん中を今、新快速がね、通過して行っていますけども。これは広い大きなジオラマですけども、詰め込ましたね」
「模型で並べていただいた時に26両。機関車と補機を入れて停められるようにしてありますので」
「うわー、本当の貨物輸送みたいな情景が作れるってことですね」
「そうですね」
と、その時。
岩井さんから手渡されたのは?
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表・野川キャスター】
「あら?」
「もしよかったら、ちょっと走らせていただけたらなと思いまして」
「いいんですか?」
「はい」
「デモンストレーション専用。これKATO(鉄道模型メーカー)さんからですか?」
「そうですね」
「KATOさんからですよ」
マスコンキーがついた、本格的なワンハンドルコントローラー。
お値段なんとおよそ6万円です。
このコントローラーを使って動かすのは、JR西日本の豪華寝台列車『瑞風』です。
【野川キャスター】
「このワンハンドル、行きますよ。あ、このノッチの刻みがリアル。行ってらっしゃい!あー、テールライトも鮮やかに…これあれじゃないですか?まもなくセノハチのカーブじゃないですか?あ、きたきたきた。ちょうど新快速とすれ違うー。両方とも編成長いですから、見応えがあるー!セノハチのカーブを通過して帰ってきた。じゃあ、ちょっとブレーキ操作にかかりましょう。よ!ちょちょちょちょ…徐々に減速をして…いやー、ふふふふ。ふふふふ。目の前に広がる景色の中を、自分が今、操縦している列車が動いていく感動。
何物にも代えがたいですね。来年、開店一周年イヤーということなんですかね?どんな一年にしたいですか?」
【安芸山陽模型 岩井雅裕 代表】
「そうですね、来てくださる方、皆さんが楽しんで頂けるようなお店にしたいと思います。広島で鉄道模型といえば、ココっていうところまで行きたいですね」
<スタジオ>
【野川キャスター】
ジオラマの魅力って、場所も時代設定も自分の思うようにできるってことだと思うんですね。理想を追求できるそういうことです。セノハチなんかもありながら、新幹線の駅もありながらってことですけど、例えば途中で出てきた500系新幹線、黄色のドクターイエロー。ともにもう引退が予告されてる列車なんですが、今はまだ一緒に走っているところが実際に見られるけど、5年後は、もしかしたらもう見られないかもしれない。そういうときも、ジオラマであれば、好きなときに好きなように楽しめるということだと思います。
皆さんも好きな車両を持って、ぜひ広電本社前にお越しください。
今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。