米大統領経験者として初めて被爆地・広島訪問 カーター元大統領死去 三次市甲奴町との意外な交流も

12/30(月) 16:30

ノーベル平和賞の受賞者で、アメリカの大統領経験者としてはじめて被爆地・広島を訪問したジミー・カーター氏が、亡くなりました。100歳でした。

非政府組織のカーター・センターの発表によりますと、カーター氏は29日、ジョージア州の自宅で、家族に見守られながら亡くなりました。死因は明らかにされていません。
第39代アメリカ大統領のカーター氏は、退任後の1984年に大統領経験者としては初めて被爆地・広島を訪問。原爆慰霊碑に献花し核兵器の削減と平和の推進を訴えました。カーター氏は国際紛争の平和的解決が評価され2002年にはノーベル平和賞を受賞しています。
また三次市甲奴町では地元の寺から日本軍に供出された釣り鐘が、カーターセンターに寄贈されたことをきっかけにカーター氏が訪問。その後も交流が続いていました。