浜問屋の「新年初市」 尾道の新春恒例行事

1/5(日) 18:00

港町、尾道では今年1年の商売繁盛を願う、新春恒例行事・浜問屋の「新年初市」が行われました。

江戸時代からおよそ300年続く尾道の伝統行事「浜問屋の初市」尾道市の住吉神社で行われた新春恒例の初市には海産物およそ35品目が出品されました。競り人の声に合わせて、仲買人らは値段を書いた札を出し、競り落としていました。海産物が全体的に値上がりする中、コンブは温暖化の影響で過去最低の水揚げ量となっています。また、イカは世界的な不漁が続いているため過去最高値となりました。

【尾道浜問屋協同組合 福島光宏・理事長」
「全般的に不漁が続いている中で、令和7年は希望が持てる漁になってほしい」

北前船の寄港地として、古くから交易で栄えた尾道には、今も多くの海産物問屋があり、尾道で行われる初市の相場が全国の相場を占うとされています