日本製鉄・瀬戸内製鉄所呉地区の跡地をめぐり、防衛省が検討を進める多機能な複合防衛拠点としての活用案の撤回を求め、地元の市民団体が申し入れを行いました。

中国四国防衛局に申し入れを行ったのは、呉市の市民団体「日鉄呉跡地問題を考える会」です。

防衛省の示した多機能な複合防衛拠点としての整備方針に反対するのべ２万人近くの署名が集まったとして、活用案の撤回を求め防衛大臣あての申し入れ書が中国四国防衛局に提出されました。

呉市の日鉄跡地をめぐり、防衛省は、装備品の維持整備・製造基盤エリアをはじめ拠点機能の配置案の中間報告を去年９月に示しています。

考える会では、軍事拠点としての防衛機能の強化に繋がるのではと懸念しています。

【日鉄呉跡地問題を考える会・西岡由紀夫 共同代表】
「あくまでも平和産業港湾都市としての呉市を目指すべきと考えて運動していきたい」