ホテルの中国料理店で集団食中毒 35人が症状訴え 広島県福山市

1/12(日) 13:49

広島県福山市のホテルの中国料理店で35人が嘔吐や下痢など症状を訴える集団食中毒が発生しました。

福山市によりますと10日朝、市民から「飲食店を利用して胃腸炎症状を発症している」との連絡が市に入りました。
市保健所が調査したところ、今月7日にJR福山駅前の福山ニューキャッスルホテルにある中国料理店「又来軒」で食事をした49人のうち35人が下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴えっていたことがわかったということです。また患者や従業員の便からノロウイルスが検出されたため、市はこの店での食事が原因として12日、店に営業禁止の処分を出しました。
患者35人は10代から70代でいずれも軽症で入院などはしていないということです。
市によりますと全国的にノロウイルスによる食中毒が多発していて、市民に対し調理前や食事前、トイレ使用後の手洗いの徹底や、食品の十分な加熱などの対策を呼びかけています。