きのう江田島市で発生した山林火災は、懸命の消火活動で収まりつつあるものの鎮火には至っていません。

きょう午前８時に再開した消火活動は消防車など２５台と自衛隊のヘリコプターなど７機が出動し１７５人態勢で行われました。

消防などによりますと火は、これまでに、山林およそ１３ヘクタールを焼失しましたが、住宅や人への被害はありません。

火や煙も収まりつつありますが、地表の一部では、まだくすぶっているところもあり鎮火に至ってないということです。

一方、江田島市によりますと避難所は午前１１時までに閉鎖され、近くの高齢者福祉施設から避難していたおよそ１２０人の入所者も全員、元の施設に戻ったということです。

この火災は、きのう午前、海上自衛隊の訓練場で行われた爆薬を使った訓練中に発生していて、消防などは、完全に火が消えるのを待って詳しい火事の原因を調べることにしています。