70匹以上のウサギが死ぬ 中には骨折していたウサギも 「うさぎの島」大久野島で何が? 広島

1/22(水) 18:58

環境事務所の担当者「これまでにない多さで異常な状態」

数百匹のウサギが住む竹原市の大久野島でウサギを蹴る暴行を加えたとして滋賀県の会社員の男(25)が現行犯逮捕されました。

事件の現場となった大久野島は国立公園に指定されている無人島で、環境省中国四国地方環境事務所によりますと、現在、500匹以上のうさぎが半野生化した状態で生息していて”うさぎの島”として知られています。

去年11月下旬から今月にかけて、島内で70匹以上のうさぎが死んでいるのが見つかっていて、環境事務所の担当者は「これまでにない多さで異常な状態」と話しています。

中には骨折した状態で死んでいたうさぎも複数いたということで、死体を解剖するなどして死因を調べているそうです。

動物の命に対する畏敬の念求める「動物愛護法」

人に対してもそうですが、動物に対しても優しくありたいものですね。

【コメンテーター:広島大学法学部・吉中信人教授】
「動物愛護法は、動物の命に対する畏敬の念を持つようにと言うことなんですね。(動物を)これで死に至らせてしまった場合については懲役5年以下、500万円以下の罰金という重い刑罰が課せられることになっています」

人にも動物にも優しくありたいと思うわけですけれども、今後の原因究明が待たれます。