日本人宇宙飛行士を支える宇宙食 尾道市因島の食品メーカー『万田発酵』が開発 国際宇宙ステーションへ
1/23(木) 18:57
日本人宇宙飛行士を支える宇宙食として尾道市因島の食品が国際宇宙ステーションに搭載されることになりました。
<2009年撮影・若田光一宇宙飛行士>
重力がほとんどない空間で生活する宇宙飛行士…。
食事の時間になると…。フワフワと浮く鮭ご飯をパクリ…。
さらに、やってきた仲間の宇宙飛行士も、のりで巻いたご飯を美味しそうに頬張ります。
<2016年・大西飛行士>
ISS=国際宇宙ステーションではこうした、冷たい水やお湯を出す機械のほか、
「アチッ…結構温まるんですよね」
電気で食品を温めるフードウォーマーが装備され、日々の食事を調理しています。
そして、日本人宇宙飛行士たちの『胃袋』を支えているのは食品メーカーなどが厳しい基準をクリアし宇宙用に開発したJAXA認証の「宇宙日本食」です。
【若田飛行士】
「こちらがラーメン、こちらがうどん。サバの味噌煮ですね、大好物です。デザートもありようかん、黒糖のアメ、ペパーミントのアメ、トマトケチャップ、マヨネーズ…」
そんな「宇宙日本食」現在31社55品目が認証されていますがなんと!その中に…。
【万田発酵・松浦良紀 社長】
「もう飛び上がりましたね。すごく嬉しくて…」
23日、尾道市因島の健康食品メーカー万田発酵の社長が湯崎知事を訪れ、この度の快挙を報告しました。
53種類の植物性原材料を発酵・熟成させた「万田酵素(宇宙用)」が国際宇宙ステーションに搭載されることになったのです。
宇宙空間でも飛び散らないペースト状で粘度が高く、無重力でも飛んでいかないようパッケージにもくっつけられる工夫が施してあります。
広島県内の企業がJAXAの宇宙日本食認証を取得したのは『初めて』です。
【広島県・湯崎英彦 知事】
「(パクリ…)うん…」
【万田発酵・松浦良紀 社長】
「1年半、賞味期限があるとか、常温保存できないとダメですとか、そういった厳しい検査もあった」
20年ほど前から構想し、2020年からプロジェクトチームを立ち上げて本格チャレンジ。
商品は、開発だけでなく1000ページ以上の書類を提出してようやく認められたということです。
【万田発酵・松浦良紀 社長】
Q:どういった思いで、宇宙で食べてほしい
「1回だけでなく、継続して召し上がってほしい。健康を維持するということは容易なことではないと思うので」
今年3月以降にクルードラゴン宇宙船運用10号機で打ち上げられる予定だということです。
<スタジオ>
広島県の企業としては初めてJAXAの認証を受けた「万田酵素」の宇宙日本食ですが今回、特別に用意してもらいましたので、まずは試してみてください。
【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「味噌のような感じもありますが、あんずのような味で、これ美味しくて好きです」
プルーンのジャムのような味ですかね。
【記者の目】
取材した鈴木ディレクターによると万田発酵の松浦良紀 社長は『ここで終わりでなく宇宙食以外に食料そのものを月や火星でつくっていく』というミッションを思い描いていて、宇宙事業開発を活性化させていきたいと熱く語っていたということです。
<2009年撮影・若田光一宇宙飛行士>
重力がほとんどない空間で生活する宇宙飛行士…。
食事の時間になると…。フワフワと浮く鮭ご飯をパクリ…。
さらに、やってきた仲間の宇宙飛行士も、のりで巻いたご飯を美味しそうに頬張ります。
<2016年・大西飛行士>
ISS=国際宇宙ステーションではこうした、冷たい水やお湯を出す機械のほか、
「アチッ…結構温まるんですよね」
電気で食品を温めるフードウォーマーが装備され、日々の食事を調理しています。
そして、日本人宇宙飛行士たちの『胃袋』を支えているのは食品メーカーなどが厳しい基準をクリアし宇宙用に開発したJAXA認証の「宇宙日本食」です。
【若田飛行士】
「こちらがラーメン、こちらがうどん。サバの味噌煮ですね、大好物です。デザートもありようかん、黒糖のアメ、ペパーミントのアメ、トマトケチャップ、マヨネーズ…」
そんな「宇宙日本食」現在31社55品目が認証されていますがなんと!その中に…。
【万田発酵・松浦良紀 社長】
「もう飛び上がりましたね。すごく嬉しくて…」
23日、尾道市因島の健康食品メーカー万田発酵の社長が湯崎知事を訪れ、この度の快挙を報告しました。
53種類の植物性原材料を発酵・熟成させた「万田酵素(宇宙用)」が国際宇宙ステーションに搭載されることになったのです。
宇宙空間でも飛び散らないペースト状で粘度が高く、無重力でも飛んでいかないようパッケージにもくっつけられる工夫が施してあります。
広島県内の企業がJAXAの宇宙日本食認証を取得したのは『初めて』です。
【広島県・湯崎英彦 知事】
「(パクリ…)うん…」
【万田発酵・松浦良紀 社長】
「1年半、賞味期限があるとか、常温保存できないとダメですとか、そういった厳しい検査もあった」
20年ほど前から構想し、2020年からプロジェクトチームを立ち上げて本格チャレンジ。
商品は、開発だけでなく1000ページ以上の書類を提出してようやく認められたということです。
【万田発酵・松浦良紀 社長】
Q:どういった思いで、宇宙で食べてほしい
「1回だけでなく、継続して召し上がってほしい。健康を維持するということは容易なことではないと思うので」
今年3月以降にクルードラゴン宇宙船運用10号機で打ち上げられる予定だということです。
<スタジオ>
広島県の企業としては初めてJAXAの認証を受けた「万田酵素」の宇宙日本食ですが今回、特別に用意してもらいましたので、まずは試してみてください。
【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「味噌のような感じもありますが、あんずのような味で、これ美味しくて好きです」
プルーンのジャムのような味ですかね。
【記者の目】
取材した鈴木ディレクターによると万田発酵の松浦良紀 社長は『ここで終わりでなく宇宙食以外に食料そのものを月や火星でつくっていく』というミッションを思い描いていて、宇宙事業開発を活性化させていきたいと熱く語っていたということです。