春の選抜高校野球、広島からは広島商業高校が３年ぶり２３回目の出場を決めました。喜びに沸く広島商業高校から中継でお伝えします。

【野川アナ】
広島市中区の広島商業高校のグラウンドです。
春の甲子園出場を決めた野球部の皆さんに集まってもらいました。
この後色々とお話をお聞きします。

２４日午後３時半から始まった春の選抜高校野球の出場校の発表。
中国地区から選ばれるのはわずかに２校。
その結果は…

【選考委員会】
「中国地方１校目、広島商業高校」

去年秋に行われた中国大会を３１年ぶりに制し、その後行われた明治神宮大会でも初出場ながら準優勝に輝いた広島商が３年ぶりに選抜出場を決めました。
その後、折田校長から直接、部員たちに吉報が伝えられました。

【広島商業・折田裕之校長】
「中国地方代表として、本校が第９７回選抜高等学校野球大会に出場が決定しました。出場決定おめでとう！」

【広島商業・西村銀士主将】
「広島県代表、そして中国地方代表として恥じないようにプレーし、全国制覇してここに帰ってきます」

春の選抜高校野球は３月１８日に甲子園で開幕。
春夏合わせて７回の優勝を誇る名門が頂点を目指します。

それでは広島商業高校野球部の荒谷忠勝監督にお話を伺います。
監督、おめでとうございます。
今の気持ちを聞かせてください。

【広島商業・荒谷忠勝監督】
「選抜大会ということで選んで頂かないと出場できない大会ですので、責任とやりがいを感じながらしっかり準備をして行きたいと思っています 」

昨年秋の中国大会では３１年ぶりに優勝。
さらに神宮大会では初出場ながら準優勝に輝きました。

【広島商業高校・荒谷忠勝監督】
Q：どんなチームですか？
「秋の段階では夏を経験している選手が少なかったのでどうなるかなという心配で始まったチームですが、一戦一戦、西村主将を中心に成長してくれました。神宮大会では決勝では負けてしまったんですが、その経験を活かしてこれからしっかり準備して行きたい 」

Q：広商の強さの秘密は？
「粘り強さかなと思っています。目立った選手がいない分、組織力というか、みんなで協力しながら戦うのが彼らの良さだと思ってます」

Q：甲子園に向けて強化しているところは？
「心技体全てです。神宮大会ではフィジカル、スキルの面でまだまだ及んいないところを痛感しました。彼らの良さである粘り強さも含めて、自分たちで課題を持ってしっかり成長してくれればなと思ってます」

続いてキャプテンの西村銀士（にしむら ぎんじ）選手にお話をお聞きします。
センバツ出場を聞いた時はどう思いましたか？

【広島商業・西村銀士主将】
「ここからがスタートだと思っています。春、全国制覇するためにしっかりいい準備をして行きたいと思っています 」

Q：キャプテンから見たこのチームの良さはどんなところですか？
「ピッチャーを中心とした守りからリズムを作って攻撃に流れをもってくるチームだと思ってます」

春の甲子園では広商野球のぜひここを見てほしいというところをフリップに書いて
いただきました。
見せていただけますか？

【広島商業・西村銀士主将】
「走塁です。神宮大会では走塁が課題になったと思っているので、次の塁を狙う積極的な走塁を見て欲しいと思っています」

最後にこの大会での目標と意気込みをお願いします。

【広島商業・西村銀士主将】
「自分たちの広商野球をして一戦必勝で頑張り、全国制覇します！」

広商ナインの甲子園での活躍に期待しましょう。
選抜高校野球の出場を決めた広島商業高校からお伝えしました。

【コメンテーター：元カープ・山内泰幸さん】
「広島商業は守りの硬い野球が伝統ですから、そういった野球をやってもらいたいと思います。大会まであと２カ月ありますから、チーム力を一段二段あげていい対応してもらいたいですね」