「ウサギを蹴ったのをみて、すぐ走った」男を取り押さえたウサギ写真家 男の不審な動き逃さず 広島
1/24(金) 18:52
竹原市の大久野島でウサギを蹴る暴行を加えたとして滋賀県の会社員の男が逮捕された事件。男を取り押さえたのはウサギ写真家の男性でした。
数百匹の半野生化したウサギが生息し「ウサギの島」として知られる竹原市の大久野島。
愛らしいウサギを見に多くの観光客が訪れるこの島で卑劣な犯行が起きました。
数百匹の半野生化したウサギが生息し「ウサギの島」として知られる竹原市の大久野島。
愛らしいウサギを見に多くの観光客が訪れるこの島で卑劣な犯行が起きました。
【写真家・中村隆之さん】
「(犯人が)蹴ったのを確認したのですぐ走って、こっちに来るとウサギが横たわって痙攣していて、横に男が立っていたので、すぐに服をつかんで逃げないように取り押さえた。犯人への怒りや憎しみがすごくわいた」
「(犯人が)蹴ったのを確認したのですぐ走って、こっちに来るとウサギが横たわって痙攣していて、横に男が立っていたので、すぐに服をつかんで逃げないように取り押さえた。犯人への怒りや憎しみがすごくわいた」
【写真家・中村磨矢さん】
「元気だったころを知っているので、亡くなった子たちの。(ウサギたちの)顔がどんどん浮かんでくるので、悲しいですね」
「元気だったころを知っているので、亡くなった子たちの。(ウサギたちの)顔がどんどん浮かんでくるので、悲しいですね」
これは、不審な人物がいるという情報を聞いて駆け付けた写真家の中村隆之さん磨矢さん夫婦が今月21日に撮影した映像です。
周囲を気にしながらにんじんを使ってウサギをおびきよせる男が映っています。
中村さんがしばらく男の尾行を続けると、男がウサギを蹴ったため、中村さんはその場で男を取り押さえました。
周囲を気にしながらにんじんを使ってウサギをおびきよせる男が映っています。
中村さんがしばらく男の尾行を続けると、男がウサギを蹴ったため、中村さんはその場で男を取り押さえました。
【写真家・中村隆之さん】
「おとなしくつかまった感じ」
Q:つかまえる怖さは感じなかった?
「とにかくつかまえないと無我夢中な気持ちで、恐怖心を感じる余裕はなかった。なんでこんなことをしたのか聞くと、ウサギがかわいいからとか守りたいからとか、意味の分からないことを言っていた」
「おとなしくつかまった感じ」
Q:つかまえる怖さは感じなかった?
「とにかくつかまえないと無我夢中な気持ちで、恐怖心を感じる余裕はなかった。なんでこんなことをしたのか聞くと、ウサギがかわいいからとか守りたいからとか、意味の分からないことを言っていた」
動物愛護法違反で現行犯逮捕されたのは滋賀県大津市の会社員、堀田陸容疑者(25)です。
堀田容疑者は警察の調べに対し容疑を認めているほか、去年秋から数回島を訪れた際にも、ウサギを蹴ったという趣旨の供述もしているということです。
環境省によりますと、島内では去年11月下旬から今月にかけて、70匹以上のウサギが死んでいるのが確認されています。
中には骨折した状態で死んでいたウサギもいるということです。
堀田容疑者は警察の調べに対し容疑を認めているほか、去年秋から数回島を訪れた際にも、ウサギを蹴ったという趣旨の供述もしているということです。
環境省によりますと、島内では去年11月下旬から今月にかけて、70匹以上のウサギが死んでいるのが確認されています。
中には骨折した状態で死んでいたウサギもいるということです。
この事件について、観光客からも怒りの声が聞かれました。
【観光客(広島市)】
「好きな場所なのでそういう人がいるのかとびっくりした。弱い動物に向けてやることが信じられない」
【観光客(京都)】
「自分もウサギを飼っているので、だいぶつらかった。かわいいからという理由なので、理解もできないし、頑張って生きている小さい命だから、つらかったです」
警察は、堀田容疑者が同様の犯行を繰り返していたとみて、詳しく調べています。
【観光客(広島市)】
「好きな場所なのでそういう人がいるのかとびっくりした。弱い動物に向けてやることが信じられない」
【観光客(京都)】
「自分もウサギを飼っているので、だいぶつらかった。かわいいからという理由なので、理解もできないし、頑張って生きている小さい命だから、つらかったです」
警察は、堀田容疑者が同様の犯行を繰り返していたとみて、詳しく調べています。