ノーベル平和賞受賞記念イベント 被爆者や高校生平和大使 オスロでの活動報告

1/26(日) 18:00

日本被団協のノーベル平和賞受賞を記念したイベントが開かれ、
箕牧智之代表委員をはじめ被爆者たちが、現地での活動を報告しました。

被爆者7団体や反核団体などが企画したイベントには約240人が参加しました。

イベントでは、日本被団協の代表委員で県被団協の箕牧理事長が
ノーベル賞の授賞式の様子などを報告したほか、高校生平和大使の甲斐なつきさんは、
現地での同世代との交流を通して感じた平和への思いを語りました。

【高校生平和大使・甲斐なつきさん】
「核兵器廃絶、そして戦争がない世界をつくるには、
 暴力ではなく対話や相互理解が必要だとより実感した」
「高校生平和大使として、全国、世界中に核兵器問題への
 強い思いを発信していきたい」

一方、日本政府が今年3月に開かれる核兵器禁止条約の締約国会議への
オブザーバー参加を見送ったことが報じられていることについて、
被爆者からは落胆の声が聞かれました。

【県被団協・箕牧智之理事長】
「ドイツ、オーストラリアやノルウェーが(会議に)行って、
日本が行けないという確固たる理由があるのか、非常に疑問に思う」

また、もうひとつの県被団協の佐久間邦彦理事長は、
「日本政府は被爆国としての自覚がない」と指摘したうえで、
「今後、議論してぜひ参加してほしい」と訴えました。