廃校になった小学校を守る「雑巾がけレース」新たな賑わい作りに奮闘する地元住民の思い 広島・安芸高田市
1/28(火) 20:00
「メビウスのとことんふるさと応援隊」
広島県北部で廃校になった小学校を守るため新たな賑わい拠点をつくろうと奮闘する地域住民の思いに迫ります。
今回の舞台は、冬本番を迎えた広島県北部の安芸高田市です。
(メビウス・マミ)「寒い。いっていうか、さぶいね」
(メビウス・ノリエ)「どっちでもいいよ」
(マミ)「のどかな川土手を歩いていますけど…見えてきたよ。え?学校?ノスタルジックな建物。迫力がすごいんじゃけど…立派じゃね」
(ノリエ)「でもなんかやっとる雰囲気なくない?」
(マミ)「全くない。だって人気がない」
たどり着いたのは立派な木造校舎が建つ小学校らしき施設。
恐る恐る進んで行くと…
(マミ&ノリエ)「おはようございます」
(NPO法人 郷野の郷 運営委員会・水藤邦夫さん)
「おはようございます」
(マミ)「職員室から出て来られましたけど、校長先生?」
(水藤さん)「いえ、今度のイベントの準備を」
(マミ)「ここは小学校ですか?」
(水藤さん)「2019年に閉校したので今子供たちはいないんですけど」
(マミ)「結構歴史がある小学校に見えるんですけど」
(水藤さん)「昭和10年に建てられましたのでちょうど今年で築90年」
(マミ&ノリエ)「90年!?」
(水藤さん)「全国的にも非常に貴重な木造校舎ですね」
今から6年前、子供たちの学び舎としての役割を終えた旧郷野小学校。
実は・・・
(水藤さん)「私たちがここの学校をなんとか残していこうという事で、今現在は市の持ち物なんですけど、ここの卒業生を中心にして郷野小学校再生プロジェクトという活動を始めて。
今度の春から私たちが活用していく」
一時は取り壊しの話も出ていたこの場所を、自分たちで守っていこうと立ち上がった郷野の郷運営委員会。
一体どんな活動をしているのでしょうか。
今回の舞台は、冬本番を迎えた広島県北部の安芸高田市です。
(メビウス・マミ)「寒い。いっていうか、さぶいね」
(メビウス・ノリエ)「どっちでもいいよ」
(マミ)「のどかな川土手を歩いていますけど…見えてきたよ。え?学校?ノスタルジックな建物。迫力がすごいんじゃけど…立派じゃね」
(ノリエ)「でもなんかやっとる雰囲気なくない?」
(マミ)「全くない。だって人気がない」
たどり着いたのは立派な木造校舎が建つ小学校らしき施設。
恐る恐る進んで行くと…
(マミ&ノリエ)「おはようございます」
(NPO法人 郷野の郷 運営委員会・水藤邦夫さん)
「おはようございます」
(マミ)「職員室から出て来られましたけど、校長先生?」
(水藤さん)「いえ、今度のイベントの準備を」
(マミ)「ここは小学校ですか?」
(水藤さん)「2019年に閉校したので今子供たちはいないんですけど」
(マミ)「結構歴史がある小学校に見えるんですけど」
(水藤さん)「昭和10年に建てられましたのでちょうど今年で築90年」
(マミ&ノリエ)「90年!?」
(水藤さん)「全国的にも非常に貴重な木造校舎ですね」
今から6年前、子供たちの学び舎としての役割を終えた旧郷野小学校。
実は・・・
(水藤さん)「私たちがここの学校をなんとか残していこうという事で、今現在は市の持ち物なんですけど、ここの卒業生を中心にして郷野小学校再生プロジェクトという活動を始めて。
今度の春から私たちが活用していく」
一時は取り壊しの話も出ていたこの場所を、自分たちで守っていこうと立ち上がった郷野の郷運営委員会。
一体どんな活動をしているのでしょうか。
懐かしい雰囲気 教室の中も子供たちが通った当時のまま
(水藤さん)「3月に閉校して子供がいなくなって。もう4月から毎月1回有志を募ってお掃除会という名目でずっと掃除しているので、閉校前の様子とあまり変わらずに」
(マミ)「だから綺麗なんだね」
(水藤さん)「ちょっと中を見てみますか?」
(マミ&ノリエ)「見たいです」
(水藤さん)「どうぞどうぞ」
(マミ)「1年、2年、3年…」
(水藤さん)「ここの小学校に入学すると、柱を自分専用にもらう」
(マミ&ノリエ)「え?」
(水藤さん)「自分の身長の伸びがこれで分かるんです。だからあちこちに残っています」
(マミ&ノリエ)「ほんとだこっちも。めちゃくちゃ素敵」
山あいの小さな小学校ならではの懐かしい雰囲気が大切に残される校舎。
教室の中も子供たちが通った当時のままです。
(マミ&ノリエ)「わー小さい椅子と机」
(水藤さん)「どうぞ座ってください」
(マミ)「懐かしい。大きくなったね私たち。この教室も素晴らしいですけど窓越しに見える景色も素敵ですね。こうして綺麗に保たれていますけど」
(水藤さん)「放っていたら木造ってすぐ傷んでくるので、毎月一回掃除をしながら空気の入れ替えをずっとしてきました。やっぱりたくさんの人を呼びたいというのがありましたので、秋にアートまつりというイベントをして1000人ぐらい集まりまして。地元のおじいちゃん、おばあちゃんが何事や?というような事で話題になった事もあります。夏には夜に肝試しをやりました」
(マミ&ノリエ)「楽しそう」
(水藤さん)「中には泣く子もいましたけど、皆さん楽しまれていましたよね。事前に、どのくらいの明かりがいいのか調べに来たんですけど、一人で来たので怖くて怖くて」
(マミ)「だから綺麗なんだね」
(水藤さん)「ちょっと中を見てみますか?」
(マミ&ノリエ)「見たいです」
(水藤さん)「どうぞどうぞ」
(マミ)「1年、2年、3年…」
(水藤さん)「ここの小学校に入学すると、柱を自分専用にもらう」
(マミ&ノリエ)「え?」
(水藤さん)「自分の身長の伸びがこれで分かるんです。だからあちこちに残っています」
(マミ&ノリエ)「ほんとだこっちも。めちゃくちゃ素敵」
山あいの小さな小学校ならではの懐かしい雰囲気が大切に残される校舎。
教室の中も子供たちが通った当時のままです。
(マミ&ノリエ)「わー小さい椅子と机」
(水藤さん)「どうぞ座ってください」
(マミ)「懐かしい。大きくなったね私たち。この教室も素晴らしいですけど窓越しに見える景色も素敵ですね。こうして綺麗に保たれていますけど」
(水藤さん)「放っていたら木造ってすぐ傷んでくるので、毎月一回掃除をしながら空気の入れ替えをずっとしてきました。やっぱりたくさんの人を呼びたいというのがありましたので、秋にアートまつりというイベントをして1000人ぐらい集まりまして。地元のおじいちゃん、おばあちゃんが何事や?というような事で話題になった事もあります。夏には夜に肝試しをやりました」
(マミ&ノリエ)「楽しそう」
(水藤さん)「中には泣く子もいましたけど、皆さん楽しまれていましたよね。事前に、どのくらいの明かりがいいのか調べに来たんですけど、一人で来たので怖くて怖くて」
廃校になる前からの「ぬかピカレース」
大切なこの場所を次世代につなぐため、人を呼び込む様々な取り組みを行う郷野の郷運営委員会。実は来月、校舎の2階でとてもユニークなイベントを開催します。
(水藤さん)「階段に一・十・百・千・万」
(マミ&ノリエ)「ほんとだ。これで覚えるんですね。一・十・百・千・万って。
うわ!すごい」
(水藤さん)「全長64m」
(マミ)「こんな廊下見たことない。美しいですね」
(水藤さん)「ずっと在校生が雑巾で磨いてきた結果ですよね」
(マミ)「これ大変。雑巾がけするの」
(水藤さん)「実はですね、今度この廊下を使って雑巾がけレースをするんですよ」
<2月23日開催!G-1グランプリinごうの>
(水藤さん)「閉校になる前に、ここでぬかピカレースという雑巾がけのタイムアタックレースをしていたです」
(マミ&ノリエ)「ぬかピカレース?」
(水藤さん)「これなんですよ」
(マミ)「枕みたい」
(水藤さん)「この中に米ヌカが入っています。ヌカに含まれている油分にワックスの効果が。
私もここに通っていた頃は家で作ってもらってみんなで雑巾がけしていました」
(水藤さん)「階段に一・十・百・千・万」
(マミ&ノリエ)「ほんとだ。これで覚えるんですね。一・十・百・千・万って。
うわ!すごい」
(水藤さん)「全長64m」
(マミ)「こんな廊下見たことない。美しいですね」
(水藤さん)「ずっと在校生が雑巾で磨いてきた結果ですよね」
(マミ)「これ大変。雑巾がけするの」
(水藤さん)「実はですね、今度この廊下を使って雑巾がけレースをするんですよ」
<2月23日開催!G-1グランプリinごうの>
(水藤さん)「閉校になる前に、ここでぬかピカレースという雑巾がけのタイムアタックレースをしていたです」
(マミ&ノリエ)「ぬかピカレース?」
(水藤さん)「これなんですよ」
(マミ)「枕みたい」
(水藤さん)「この中に米ヌカが入っています。ヌカに含まれている油分にワックスの効果が。
私もここに通っていた頃は家で作ってもらってみんなで雑巾がけしていました」
メビウス 雑巾がけレース体験
かつて郷野小学校で行われていた伝統行事「ぬかピカレース」を去年から復活。
イベントには子供からお年寄りまで延べ130人が参加し、大いに盛り上がりました。
(水藤さん)「保育園までの子供が10m、低学年が30m、高学年が50mというように分かれるんですけど、どこでいきますか?」
(マミ)「それはもう50mでしょう。私あの、幼少期は雑巾がけの(マミ)ちゃんと呼ばれていたぐらい足腰強いので」
とはいえ何かあってはいけませんので、今回は30mで挑戦。
果たしてどんな結果になるのでしょうか
<メビウス VS 水藤さん雑巾がけレース体験>
結果は・・・。
(マミ)「悔しい!50のオジサンに負けた」
(水藤さん)「いや、実は…もうすぐ70歳です」
(マミ)「明日、筋肉痛だこれ。腿プルプル。ありがとうございます」
(水藤さん)「いえ…誰ですか?スリッパ脱がして」
活動への思いは・・・。
(水藤さん)「行政の方から使い途が無いんだったら壊すぞという話がきまして。ちょっと待てと。こんな立派な住民の思い入れのある校舎をそう簡単に壊してはいけないと。どうしても今少子高齢化と言われていまして、この地区もその大きな波を受けていますので。
そこを少しでも歯止めがかけられるようにこの校舎を活用して賑やかさを生む。
10年20年30年先も残っていくような形でできたらなというのが私の一番の思いです」
メビウス「♪まっとって」披露
「今日はほんとにありがとうございました」
2月23日(日)開催 G-1グランプリinごうの 旧郷野小学校
広島県安芸高田市吉田町桂
申し込み締め切り 1月31日(金) 郷野小学校再生プロジェクトで検索
イベントには子供からお年寄りまで延べ130人が参加し、大いに盛り上がりました。
(水藤さん)「保育園までの子供が10m、低学年が30m、高学年が50mというように分かれるんですけど、どこでいきますか?」
(マミ)「それはもう50mでしょう。私あの、幼少期は雑巾がけの(マミ)ちゃんと呼ばれていたぐらい足腰強いので」
とはいえ何かあってはいけませんので、今回は30mで挑戦。
果たしてどんな結果になるのでしょうか
<メビウス VS 水藤さん雑巾がけレース体験>
結果は・・・。
(マミ)「悔しい!50のオジサンに負けた」
(水藤さん)「いや、実は…もうすぐ70歳です」
(マミ)「明日、筋肉痛だこれ。腿プルプル。ありがとうございます」
(水藤さん)「いえ…誰ですか?スリッパ脱がして」
活動への思いは・・・。
(水藤さん)「行政の方から使い途が無いんだったら壊すぞという話がきまして。ちょっと待てと。こんな立派な住民の思い入れのある校舎をそう簡単に壊してはいけないと。どうしても今少子高齢化と言われていまして、この地区もその大きな波を受けていますので。
そこを少しでも歯止めがかけられるようにこの校舎を活用して賑やかさを生む。
10年20年30年先も残っていくような形でできたらなというのが私の一番の思いです」
メビウス「♪まっとって」披露
「今日はほんとにありがとうございました」
2月23日(日)開催 G-1グランプリinごうの 旧郷野小学校
広島県安芸高田市吉田町桂
申し込み締め切り 1月31日(金) 郷野小学校再生プロジェクトで検索