てつたま 超レア!絶対に乗ることのない『業務用けん引車』に潜入『救援車両』にもなるヒーローに初詣
1/29(水) 20:00
出雲で初詣なのに…なぜかJR西日本後藤総合車両所出雲支所へ
鉄道の魅力を熱くお伝えする野川キャスターの「てつたま」です。
【野川キャスター】
出雲への“てつたま的初詣”もはや3回目。
皆さんお待たせしました、今回ようやく神の国出雲の参拝する場所へたどり着きます。
それでは…
<VTR>
前回は新しい『特急やくも』でJR岡山駅から出雲市駅に着くまでのおよそ3時間。
話題のコンパートメント席から、駅弁。
さらにはグリーン車まで余すところなく新型車両の魅力を堪能しました。
そして、『やくも』は終点、出雲市駅に到着…したのですが、我々取材班が降り立ったのは、さらにその先の出雲神西駅です。
【野川キャスター】
「『特急やくも』の終着駅がですね。画面の左のほうにあるんですけど、あちらから二駅ほど普通列車で、山口よりの方に来たところです。
なぜ、この小さな駅で私が今日降りて初詣に向かうかということは、まあ、この流れのまま分かりますので、このままお付き合いください。では参りましょう」
一般的には出雲で初詣といえば、出雲大社なんですが、出雲は出雲でも我々が向かったのは、JR西日本後藤総合車両所の出雲支所です。
ここには今後、見ることができなくなる貴重な列車が我々を待っていました。
出雲支所の柴田さんに案内してもらいます。
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「出雲支所にはJR西日本管内でも結構珍しい車両があって、9両しか無い」
「JR西日本さんのエリア全体で9両しかない?」
「はい、そうですね」
「それはレアですね」
「そうですね、それがこちらになりますね。こちらの『クモヤ145』という車両ですね」
「結構年代ものだっていう話を私、聞いたことがあるんですけども」
「はい、1961年に製造されている車両でして…」
「昭和36年!」
「で、そこから改造工事を経て、今『クモヤ145』としてこちらで活躍している形になりますね」
「じゃあもう結構、第二の人生もかなり長めになっている感じでそうですね」
「そうですね、大分長いですね」
【野川キャスター】
出雲への“てつたま的初詣”もはや3回目。
皆さんお待たせしました、今回ようやく神の国出雲の参拝する場所へたどり着きます。
それでは…
<VTR>
前回は新しい『特急やくも』でJR岡山駅から出雲市駅に着くまでのおよそ3時間。
話題のコンパートメント席から、駅弁。
さらにはグリーン車まで余すところなく新型車両の魅力を堪能しました。
そして、『やくも』は終点、出雲市駅に到着…したのですが、我々取材班が降り立ったのは、さらにその先の出雲神西駅です。
【野川キャスター】
「『特急やくも』の終着駅がですね。画面の左のほうにあるんですけど、あちらから二駅ほど普通列車で、山口よりの方に来たところです。
なぜ、この小さな駅で私が今日降りて初詣に向かうかということは、まあ、この流れのまま分かりますので、このままお付き合いください。では参りましょう」
一般的には出雲で初詣といえば、出雲大社なんですが、出雲は出雲でも我々が向かったのは、JR西日本後藤総合車両所の出雲支所です。
ここには今後、見ることができなくなる貴重な列車が我々を待っていました。
出雲支所の柴田さんに案内してもらいます。
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「出雲支所にはJR西日本管内でも結構珍しい車両があって、9両しか無い」
「JR西日本さんのエリア全体で9両しかない?」
「はい、そうですね」
「それはレアですね」
「そうですね、それがこちらになりますね。こちらの『クモヤ145』という車両ですね」
「結構年代ものだっていう話を私、聞いたことがあるんですけども」
「はい、1961年に製造されている車両でして…」
「昭和36年!」
「で、そこから改造工事を経て、今『クモヤ145』としてこちらで活躍している形になりますね」
「じゃあもう結構、第二の人生もかなり長めになっている感じでそうですね」
「そうですね、大分長いですね」
レア車両の中へ特別に… 国鉄時代の電車を改造して作った業務用のけん引車
『クモヤ145』は国鉄時代の電車を改造して作った業務用のけん引車です。
車両基地内で単独で走ることができない車両の入れ替えを行います。
業務用で普段は絶対に乗ることはできない、このレア車両の中を今回特別に見せてもらえることに…
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「おお!いや本当に柴田さん、これ、国鉄の香りですよ」
「国鉄の香りですか?」
「なんかちょっと笑っちゃうじゃないですか。でも、国鉄の香りのなんかね、石鹸とかね、私、見たことあるんですよ。商品として出して…そうなんですよ。その香りがしますね」
「そうなんだー」
「鉄ちゃんじゃない方の反応でしたね、確実にね」
今から60年以上前、国鉄時代に作られた車両の運転台は、今の車両にはないゴツさというか、とにかくメカ感が半端ないんです!
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「今からですね。こちらのクモヤのパンタ上げ。パンタグラフをガンと上にあげてですね。
架線にくっつけて電気を通るようにしてくださると、いうことで」
「はい!パン上げます。上げます」
「うおほほほ!」
パンタグラフから電気が供給されると…
コンプレッサーの力強い音!いいですねー。それでは運転台から車内へ…
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「失礼します。いやー!すごい。なんかこう、むき出し感が強いですね」
「もうお客様が乗るような車両ではないので、そのままむき出しで物が全部置いてあります」
「はあー、そっかコンプレッサーもね。普通は床下にあって。お好きな方はね、床に耳を近づけてコンプレッサー音を聞かれていますけど。ここにこうやって置いてあるんですね」
「そうですね」
車両基地内で単独で走ることができない車両の入れ替えを行います。
業務用で普段は絶対に乗ることはできない、このレア車両の中を今回特別に見せてもらえることに…
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「おお!いや本当に柴田さん、これ、国鉄の香りですよ」
「国鉄の香りですか?」
「なんかちょっと笑っちゃうじゃないですか。でも、国鉄の香りのなんかね、石鹸とかね、私、見たことあるんですよ。商品として出して…そうなんですよ。その香りがしますね」
「そうなんだー」
「鉄ちゃんじゃない方の反応でしたね、確実にね」
今から60年以上前、国鉄時代に作られた車両の運転台は、今の車両にはないゴツさというか、とにかくメカ感が半端ないんです!
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「今からですね。こちらのクモヤのパンタ上げ。パンタグラフをガンと上にあげてですね。
架線にくっつけて電気を通るようにしてくださると、いうことで」
「はい!パン上げます。上げます」
「うおほほほ!」
パンタグラフから電気が供給されると…
コンプレッサーの力強い音!いいですねー。それでは運転台から車内へ…
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「失礼します。いやー!すごい。なんかこう、むき出し感が強いですね」
「もうお客様が乗るような車両ではないので、そのままむき出しで物が全部置いてあります」
「はあー、そっかコンプレッサーもね。普通は床下にあって。お好きな方はね、床に耳を近づけてコンプレッサー音を聞かれていますけど。ここにこうやって置いてあるんですね」
「そうですね」
けん引だけでなく救援車としての役割も
さらに『クモヤ145』はけん引だけでなく、救援車としての役割も担っていて、車内にはいざという時の機材が搭載されていました。
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「すごい。どのぐらい積んであるかっていうのが、これ全部カタカナで書いてあるんですね」「そうですね。それこそ国鉄むき出しの…」
「そうですよね。いやいやすごいですよ。マクラギ、タルキ、スリッパ。へー!」
「でも本当に救援で使う用なので、救援で使用するチェーンブロックであったりとか。
あのこれもケーブルドラムついてますけど」
「この、この長細いものは…これは何ですか?」
「これは救助しに行って、低圧のジャンパ線になりますね。連結する時にこれをつなぐことで、この『クモヤ145』とその他の車両の電気的な役割をつないで、そうしたら電気的な部分は、クモヤで動かせる様になるので。それで助けに入っていますかね」
「だからあれですね。お助けのヒーローみたいな役割の車両だっていうことですかね」
「そうですね、その役割も持っていますね」
「出動の頻度としてはやっぱり、そんなに高くは無い感じなんですか?」
「そうですね。僕が今、出雲支所に来て3年経ちますけど、3年の中では僕はないですね」「それはいいことではありますね。要はね、出動するほどの事態が起きていないということで。ただ、いざという時に備えて、出雲支所でも待機をしていることですね」
「そうですね」
国鉄時代から存在する事業用の車両に乗せてもらって、2025年、貴重な初詣となりました。
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「いやいやいやいや。車内にね。コンプレッサーがこのまま置いてあるっていうところで、『だだだだだだだだだだだっ』っていうコンプレッサーの主張を真正面から受け止めて、私ももっと精進していきたいなと思います。新年早々、これ絶対今年ご利益があるなという感んじが致しました。何を言ってるか、わからないかと思うんですけども、今年頑張ろうという気持ちになったということでございます。もう拝んで終わりたいと思います。
ありがとうございます」
<スタジオ>
【コメンテーター:広島大学大学院・吉中信人教授】
「レアですね。昭和、国鉄時代の車両なつかしいです。そして、『国鉄の香り』わかります」
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「すごい。どのぐらい積んであるかっていうのが、これ全部カタカナで書いてあるんですね」「そうですね。それこそ国鉄むき出しの…」
「そうですよね。いやいやすごいですよ。マクラギ、タルキ、スリッパ。へー!」
「でも本当に救援で使う用なので、救援で使用するチェーンブロックであったりとか。
あのこれもケーブルドラムついてますけど」
「この、この長細いものは…これは何ですか?」
「これは救助しに行って、低圧のジャンパ線になりますね。連結する時にこれをつなぐことで、この『クモヤ145』とその他の車両の電気的な役割をつないで、そうしたら電気的な部分は、クモヤで動かせる様になるので。それで助けに入っていますかね」
「だからあれですね。お助けのヒーローみたいな役割の車両だっていうことですかね」
「そうですね、その役割も持っていますね」
「出動の頻度としてはやっぱり、そんなに高くは無い感じなんですか?」
「そうですね。僕が今、出雲支所に来て3年経ちますけど、3年の中では僕はないですね」「それはいいことではありますね。要はね、出動するほどの事態が起きていないということで。ただ、いざという時に備えて、出雲支所でも待機をしていることですね」
「そうですね」
国鉄時代から存在する事業用の車両に乗せてもらって、2025年、貴重な初詣となりました。
【JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所 柴田寛之さん・野川キャスター】
「いやいやいやいや。車内にね。コンプレッサーがこのまま置いてあるっていうところで、『だだだだだだだだだだだっ』っていうコンプレッサーの主張を真正面から受け止めて、私ももっと精進していきたいなと思います。新年早々、これ絶対今年ご利益があるなという感んじが致しました。何を言ってるか、わからないかと思うんですけども、今年頑張ろうという気持ちになったということでございます。もう拝んで終わりたいと思います。
ありがとうございます」
<スタジオ>
【コメンテーター:広島大学大学院・吉中信人教授】
「レアですね。昭和、国鉄時代の車両なつかしいです。そして、『国鉄の香り』わかります」