地下用水路で作業員4人が一酸化中毒か 重症見込み エンジンポンプの排気ガスが充満した可能性 広島

1/30(木) 18:12

一酸化炭素中毒とみられる症状で病院に運ばれた4人の作業員。
4人は地下にある用水路で堆積した土砂を取り除いていました。

消防によりますと30日正午ごろ、広島市安佐南区緑井で「八木用水の作業中に一酸化炭素中毒になったようだ」と通報がありました。
現場では20代~40代の男性作業員4人が用水路で作業を行っていて2人は自力で脱出しましたが、あとの2人は用水路から出ることができず消防が救助したということです。

4人は一酸化炭素中毒とみられる症状で病院に搬送。
意識はあり命に別条はないものの、広島市によりますと重症の見込みだということです。

警察によりますと4人は地下の用水路でエンジン付きのポンプをつかって底にたまった砂を押し出す作業をおこなっていて、排気ガスが充満し一酸化炭素中毒になった可能性があるということです。

広島市は毎年、定期的に用水路での作業を事業者に委託していますが、去年やおととしも同じ事業者に委託し、問題はなかったということです。
警察は、労災事故として安全管理に問題がなかったかなどを詳しく調べています。