【転出超過】専門家に聞く 20代人口流出の原因は雇用「採用こそが人口綱引きに勝つためのカギ」
1/31(金) 19:28
止まらない転出超過。20代人口の流出の原因は・・・
去年の人口移動報告、広島県は「転出超過」数が4年連続で全国最多となりました。
専門家に意見を聞きました。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「1万人以上(人口が)減っているエリアは他にない。4割以上が20代前半の人口の減り方になります」
20代が減少する理由を専門家はこう指摘します。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「20代前半が1番減っているというのは、社会減(人口減少)エリア共通の特徴で就職です。男性も女性も同じくらいの規模で減ってしまう。Z世代の若者男女両方に同数レベルに逃げられているのが特徴的だと思う」
就職による人口の流出は、新卒者だけにとどまらないといいます。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「男性も女性も20代後半の所で千人くらいずつ同じレベルで減っていく。転職先としても逃げられているという認識をしてもらいたい」
止まらない転出超過。20代人口の流出の原因は・・・
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「雇用問題なのです。雇用で若い人たちが出て行ってしまう。採用こそが就職で移動する人口綱引きに勝つための1丁目1番地になる」
今回、さらに顕著となった東京の1極集中。
東京エリアと他の地域の企業の雇用や採用戦略の違いを専門家は指摘します。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「(東京圏の企業は)採用戦略でめちゃくちゃ強いということが分かってきています」
専門家に意見を聞きました。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「1万人以上(人口が)減っているエリアは他にない。4割以上が20代前半の人口の減り方になります」
20代が減少する理由を専門家はこう指摘します。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「20代前半が1番減っているというのは、社会減(人口減少)エリア共通の特徴で就職です。男性も女性も同じくらいの規模で減ってしまう。Z世代の若者男女両方に同数レベルに逃げられているのが特徴的だと思う」
就職による人口の流出は、新卒者だけにとどまらないといいます。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「男性も女性も20代後半の所で千人くらいずつ同じレベルで減っていく。転職先としても逃げられているという認識をしてもらいたい」
止まらない転出超過。20代人口の流出の原因は・・・
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「雇用問題なのです。雇用で若い人たちが出て行ってしまう。採用こそが就職で移動する人口綱引きに勝つための1丁目1番地になる」
今回、さらに顕著となった東京の1極集中。
東京エリアと他の地域の企業の雇用や採用戦略の違いを専門家は指摘します。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「(東京圏の企業は)採用戦略でめちゃくちゃ強いということが分かってきています」
東京 VS. 地方 就活生の奪い合い 地方企業は謎の自信
独り勝ちの東京エリアの強さとは・・・。他の地域との違いはどこにあるのでしょうか?
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「(東京エリアの企業は)オンラインで新卒や中途採用をひきつける宣伝をしている。オンラインを使ったリクルートをしている企業が普通になっている。今の若者は紙を見たりテレビを見たり新聞を見たりして就活するわけではない。インターネット上の色々な仕組みを使って企業にたどり着いている」
さらに、若者へのアンケートや様々な調査から、東京エリアとその他の地域では、就職活動のプロセスや就活生に対する企業側の姿勢にも、差があると言います。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「IT戦略において採用、リモート採用も含めて、今、東京の企業は最終面接までオンラインでいい。全国から自分のところを見てくれている学生さんたち、ありがとうみたいな気持ちで東京圏の企業が(就活生を)奪い合っているのに対して、地方企業は謎の自信ですよね。『こっちが採ってやるんだ』という考えがどうしても抜けきれなくて『まずは会いに来い』『まずは紙で提出しろ』『気持ちがこもっているのは手書きに決まっている』これもシルバーの考え方ですが、これをやってしまうと今の若者には確実に採用の時に逃げられてしまうということは分かっていただきたい」
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「(東京エリアの企業は)オンラインで新卒や中途採用をひきつける宣伝をしている。オンラインを使ったリクルートをしている企業が普通になっている。今の若者は紙を見たりテレビを見たり新聞を見たりして就活するわけではない。インターネット上の色々な仕組みを使って企業にたどり着いている」
さらに、若者へのアンケートや様々な調査から、東京エリアとその他の地域では、就職活動のプロセスや就活生に対する企業側の姿勢にも、差があると言います。
【ニッセイ基礎研究所人口動態シニアリサーチャー・天野馨南子さん】
「IT戦略において採用、リモート採用も含めて、今、東京の企業は最終面接までオンラインでいい。全国から自分のところを見てくれている学生さんたち、ありがとうみたいな気持ちで東京圏の企業が(就活生を)奪い合っているのに対して、地方企業は謎の自信ですよね。『こっちが採ってやるんだ』という考えがどうしても抜けきれなくて『まずは会いに来い』『まずは紙で提出しろ』『気持ちがこもっているのは手書きに決まっている』これもシルバーの考え方ですが、これをやってしまうと今の若者には確実に採用の時に逃げられてしまうということは分かっていただきたい」