広島県の被爆80年事業 世界のリーダーや若者が集うプロジェクトを展開 「核兵器廃絶への転換点に」

2/5(水) 19:22

広島県はことしの被爆80年にあわせたイベントなどの事業の概要を発表しました。

【湯崎英彦知事】
「被爆・終戦80年を核兵器廃絶に向けた取り組みを加速する転換点にしなければならない」

広島県によりますと今年の被爆80年事業は世界のリーダーや若者たちが集う2つのプロジェクトが柱となっています。

まずは今年4月から6月に「世界のリーダーが集い未来と平和を語るプロジェクト」を展開。国内外で著名な企業やビジネススクールと連携した「2025ひろしま国際平和&ビジネスフォーラム」や世界の科学者が集い、核兵器廃絶に向けて議論する「パグウォッシュ会議」を広島で20年ぶりに開催します。

続いて7月から9月にかけては「若者たちが集い未来に平和をつなぐプロジェクト」と題して、若手研究者が核の歴史などを学ぶためにアメリカの研究機関で実施している合宿を広島で開催する予定です。

県では被爆の実相に直接触れる機会を提供することで、核兵器廃絶に向けた若い世代のグローバルなネットワークづくりの促進につなげたい考えです。