広島県大会で見事“2冠” 全国上位進出を目指した得意技の強化 山中堅慎くん(竹原高校相撲部)

2/11(火) 16:00

広島県内の夢や目標に向かって頑張る子どもたちを応援する番組『夢キラリ』。

今回の“夢キラ人(ゆめきらびと)”は、2024年11月に行われた、広島県高等学校相撲選抜選手権大会、個人戦80~100kg未満級と無差別級で優勝し、全国大会出場を決めた、竹原高校相撲部2年 山中堅慎くん。

“挑戦”と“成功”の舞台裏

堅慎くんは広島県大会で見事2冠を達成し、全国大会への切符を手にした。「対戦相手は分かっているので、相手に勝つための相撲を取ってきました」と、大会に臨んだ心構えを語る。試合では「最初は相手に押されて危ないなって思ったんですけど、最後は自分のカタチになれて、そこから自分が得意の投げにいけたので、良かったです」と振り返った。
これまで6度の全国大会出場経験を持つ堅慎くん。最高成績はベスト16だ。大柄な選手が多い中で上位進出を目指すため、彼が今稽古で取り組んでいるのは、自身の小柄な体格を理解した投げ技への入り方だ。「腰を低くするのとしないのとでは全然違うので、低く自分の得意な投げを打つことで、大きい相手にも勝てると思っています」と、自信を見せる。

常に心にとどめている“夢キラめく言葉”とは…

堅慎くんの心に深く刻まれているのは、竹原高校相撲部監督の谷崎大樹先生からの言葉だ。「周りから応援される人間になれ」。この言葉が、彼の相撲に対する姿勢を大きく変えた。

「学校生活をおろそかにしていた時に、相撲の稽古だけを頑張るだけじゃ周りから応援されない。学校生活や勉強面も頑張って両立していくことで周りから応援されると言われました」と、その言葉の意味を説明してくれた。この言葉を胸に、堅慎くんは相撲と学業の両立に励んでいる。

夢キラめく堅慎くんの“今後の目標”とは

2冠達成に満足することなく、堅慎くんはすでに次の目標に向かって邁進している。「高校3年間の間に全国大会で入賞することです」と力強く語る。さらに、「大学でも相撲を続けていって、そこでもしっかり頑張って、周りから応援される人間にまずはなろうと思っています」と、将来の展望を示した。

相撲を通じて、技術の向上だけでなく、人間性も磨いていく。そんな堅慎くんの姿勢が、彼の未来をより輝かしいものにしていくだろう。


『夢キラリ』は毎週月曜夜8時54分から放送中!