用心棒代として金銭授受繰り返す 暴力団組員と飲食店経営者に再発防止命令

2/10(月) 19:59

用心棒代の名目でみかじめ料の授受が繰り返されてきたとして、広島県公安委員会はみかじめ料の有罪判決を受けた暴力団組員と飲食店経営者の男性に再発防止命令を出しました。
命令を受けたのは、指定暴力団浅野組傘下中岡組の組員と福山市でラウンジを経営する30代の男性です。組員は2022年、福山市の飲食店で経営者からみかじめ料を受け取ったなどとして有罪判決を受けました。みかじめ料を支払っていた経営者の男性も書類送検されています。

県公安委員会は、これまでも2人の間でみかじめ料の授受が複数回行われていたことなどから再犯の恐れがあるとして、同じ行為を繰り返さないよう命令を出しました。期間はおよそ1年です。

再犯の恐れについて触れた規定に基づき、再発防止命令が出されたのは広島県内では初めてです。