世界の核被害を知る 原爆投下80年に合わせシンポジウム 参加者が松井市長と意見交換「核兵器廃絶を」

2/11(火) 12:04

原爆投下80年にあわせて開かれる核兵器廃絶に向けたシンポジウムを前に、参加者たちが広島市の松井市長と意見を交わしました。 

松井市長と面会したのはフランス領ポリネシアやマーシャル諸島の国会議員などです。

松井市長は「核兵器使用のリスクが高まる中、廃絶の機運を高め状況を是正したいという思いが強まっている」としたうえで、「被爆80年は市民レベルであるべき姿を追求する年にしたい」などと語りました。

また、アメリカ・軍備管理協会のダリル・キンボール所長は、「被爆者が高齢化する中、若い世代が被爆の実相を知る責務がある」などと意見を交わしました。

このあと、一行は原爆慰霊碑を訪れ、花を手向けました。

【仏領ポリネシア国会議員 ヒナメラ・クロスさん】
「核兵器と戦ってきた多くの人を悼むこの場所に来ることができて、言葉では言い表せない感情を抱いている」

午後からは原爆資料館で核兵器廃絶に向けて議論を交わす「国際シンポジウム」が行われます。