廿日市市内の中国道で先月、工事用の足場が落下し作業員５人が死傷した事故を受けて、工事を発注したＮＥＸＣＯ西日本は事故原因などを話し合う検討会を開きました。

この事故は先月、廿日市市吉和の中国道で工事用の足場が落下し、男性作業員５人がおよそ２０メートル下に転落。２人が死亡、３人が重傷を負ったものです。

事故を受けてＮＥＸＣＯ西日本は、今月１１日、大学教授３人の有識者などを含む検討会を非公開で開きました。

【ＮＥＸＣＯ西日本・阪本良夫企画調整課長】
「こういった事故を起こさないために、しっかりと原因究明の方に我々発注者としても取り組んでいかなければならない」

ＮＥＸＣＯ西日本によりますと、落下した足場は、足場を固定するために打ち込むアンカーの位置が計画よりも浅かったことや、足場を吊るすチェーンには未設置のものがあったということです。

検討会では今後も足場の落下原因や事故防止策を確認する方針です。