動画の制作に協力したのは、目にも止まらぬ速さで技を披露する高校１年生の古田晴一（ふるた はるいち）さん。
けん玉で世界一を目指しています。

安佐南署は１９日、古田さんに感謝状を贈りました。

【広島工業大学高校１年生・古田晴一さん】
「高校生で闇バイトに手を出す人が増えている中、この動画を見て少しでも考えが
変わってくれたらうれしい」

【高橋記者】
「闇バイトの被害を防止するためにどうしてけん玉なのでしょうか」

【安佐南警察署・鑑原和葉巡査部長】
「闇バイトの広報動画を作るのにターゲットになりやすい若者に見てもらいたく、けん玉をしようと考えました」

動画を手掛けたのは安佐南署の鑑原和葉（かんばら かずは）巡査部長。
鑑原さんたちはけん玉の大皿と中皿に交互に玉を乗せる「もしかめ」という技に挑戦しました。
皆さんの腕前は？

【安佐南警察署・黒川真琴巡査】
「けん玉がすごく不得意で、小学校でけん玉をやったときに１人だけできなかった」

それでも、そこは警察官！
２週間、けん玉の猛特訓を行いました。
どうしても訴えたいメッセージがあったからです。

【安佐南警察署・鑑原和葉巡査部長】
「闇バイトは、い『けん』『だま』されんさんな。で、けん玉になっています」

《スタジオ》
【コメンテーター：広島大学法学部・吉中信人教授】
「犯罪に関わるものです。加害者として犯罪組織に使い捨てにされますから自分を大切にしてほしい。バイトと言って手軽に稼げるという謳い文句ですが犯罪です」