「殺してください」と苦しみながら…被爆者のズボンなど展示 原爆資料館で展示入れ替え 被爆の実相伝える
2/21(金) 18:41
広島市の原爆資料館で被爆の実相を伝える展示の入れ替えが行われ、21日から公開されています。
原爆資料館では被爆資料の劣化を防ぎ多くの人に見てもらおうと、定期的に展示品の入れ替えを行っていて、今回、新たに56点が展示されました。
爆心地から700メートルの場所で被爆した宮谷正徳さんのズボン。
宮谷さんは「殺してください」と苦しみながら、娘を残して息を引き取りました。
原爆資料館では被爆資料の劣化を防ぎ多くの人に見てもらおうと、定期的に展示品の入れ替えを行っていて、今回、新たに56点が展示されました。
爆心地から700メートルの場所で被爆した宮谷正徳さんのズボン。
宮谷さんは「殺してください」と苦しみながら、娘を残して息を引き取りました。
こちらのコーナーには多くの子どもたちが犠牲になった国民学校での惨状を描いた原爆の絵が並びます。
校庭で被爆した子どもたちが熱線と火災で黒焦げになった様子が描かれています。
そのほか、建物疎開作業中に被爆した人たちの遺品も入れ替えられています。
【広島平和記念資料館・玉川萌 学芸員】
「ご遺族の手記やご本人の言葉と一緒に展示しているコーナーもありますので、ぜひお一人お一人の思いを感じ取って、何か1つでも自分に引き付けて考えていただけるものがあればいいと思います」
校庭で被爆した子どもたちが熱線と火災で黒焦げになった様子が描かれています。
そのほか、建物疎開作業中に被爆した人たちの遺品も入れ替えられています。
【広島平和記念資料館・玉川萌 学芸員】
「ご遺族の手記やご本人の言葉と一緒に展示しているコーナーもありますので、ぜひお一人お一人の思いを感じ取って、何か1つでも自分に引き付けて考えていただけるものがあればいいと思います」
原爆の絵は21日からおよそ半年間、被爆資料は1年間展示されます。