福山市深山川で 最大11.6倍を超える有機フッ素化合物を確認「井戸水を飲まないよう」

2/21(金) 18:54

加茂川上流・深山川の4つの地点

福山市の川で指針の最大11.6倍を超える有機フッ素化合物の一種が確認されたことが明らかになりました。

福山市によりますと、市内を流れる加茂川上流の深山川の4つの地点で暫定指針の3.4倍から11.6倍を超える有機フッ素化合物の一種のPFOSとPFOAが確認されました。

この調査は国立保健医療科学院が2022年から2023年に加茂川や高屋川などで有機フッ素化合物=PFASを確認していたものです。

福山市は芦田川本流の水質には影響はなく、水道水にも問題はないとしています。
ただ指針値を超える化合物が確認された地域で井戸水を使用している可能性のあるおよそ50世帯を対象に井戸水を飲まないよう呼び掛けるとともに飲料水を配っています。

福山市は「住民の健康な生活を担保していく」

【福山市経済環境局環境部 藤井伸哉 部長】
「住民の健康な生活を担保していかないといけないと思っているので、しっかりとこの状況をお話させて頂いて、健康に不安がある場合には、申し出ていただいて対応していくことを迅速にやっていく」

今回の調査結果を受けて市は超過範囲を確認するため、深山川や加茂川など5か所の地点で水質調査を実施していて、結果はあす22日にも公表するとしています。