市の独自調査でも有機フッ素化合物を確認 広島県福山市

2/22(土) 11:19

広島県福山市の加茂川上流で発がん性などを指摘されている有機フッ素化合物=PFASが国の研究機関による調査で確認された問題で、福山市独自の調査でも確認されたことがわかりました。

福山市によりますと今月20日に加茂川の5か所で調査を実施したところ、3か所で国の暫定指針を超える有機フッ素化合物の一種、PFOSとPFOAが検出されました。
このうち2か所は加茂川上流の深山川で、国立保健医療科学院の検査結果(今月21日発表)でも指針を超える水準が検出されたと指摘されていて、今回の市の調査では約6.7倍と約2.8倍が検出されました。
また国立保健医療科学院の検査対象には含まれていなかった加茂川上流の谷尻川でも暫定指針の約1.5倍が検出されたという事です。

市は芦田川本流の水質に影響はなく、水道水への影響もないとしています。市は今後も範囲を広げて調査を継続する方針です。