接見妨害訴訟「弁護人の接見を許さず、取り調べを続けたのは違法」 国に33万円の賠償命令 広島地裁
2/27(木) 10:36
殺人罪などで起訴された被告人の弁護人が、勾留中の被告人との接見を検察に妨害されたのは違法として国に330万円の損害賠償を求めていた裁判で、広島地裁は国に33万円の支払いを命じました。
判決文などによりますと2022年9月、殺人などの罪で起訴された被告人を担当していた弁護人は、起訴前に勾留中の被告人への接見を申し込んだにもかかわらず、広島地検の検察官が無視し、すぐに接見に応じず、接見を妨害したことは違法だとして、330万円の損害賠償を求めていました。
26日の裁判で広島地裁は「接見日時を指定する協議をせず、接見を許すこともなく漫然と取り調べを続けたことは違法」と指摘。
国に33万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
【原告・深田健介 弁護士】
「被疑者、被告人の黙秘権に関わることなので、きちんと反省していただいて捜査の在り方っていうのを見直していただきたいと思っています」
広島地検は「国側の主張が一部認められなかったことは誠に遺憾」とコメントしています。
判決文などによりますと2022年9月、殺人などの罪で起訴された被告人を担当していた弁護人は、起訴前に勾留中の被告人への接見を申し込んだにもかかわらず、広島地検の検察官が無視し、すぐに接見に応じず、接見を妨害したことは違法だとして、330万円の損害賠償を求めていました。
26日の裁判で広島地裁は「接見日時を指定する協議をせず、接見を許すこともなく漫然と取り調べを続けたことは違法」と指摘。
国に33万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
【原告・深田健介 弁護士】
「被疑者、被告人の黙秘権に関わることなので、きちんと反省していただいて捜査の在り方っていうのを見直していただきたいと思っています」
広島地検は「国側の主張が一部認められなかったことは誠に遺憾」とコメントしています。