【花粉情報】飛散のピークは3月上旬 飛散量は過去10年平均の1.7倍 青坂気象予報士

2/27(木) 12:37

3月上旬がピーク、飛散量は「多い」と予測

民間の気象会社から花粉に関する情報が様々出ていて、そのうちのひとつ、日本気象協会が先週発表した最新の予測です。

今週の気温上昇が、花粉飛び始めの大きなきっかけとなりそうです。
さらにひとつ驚きなのが3月 上旬が早くもピークの予測となっています。

そして、シーズンを通してスギとヒノキ、どのくらい花粉が 飛びそうなのか?という飛散傾向は「多い」というカテゴリーが予想されています。 過去10年平均のおよそ1.7倍というところなんです。

雨の後、晴れると一気に飛びそう

花粉は多い年と少ない年が繰り返しやってくるそうで、今年が多い年に当たります。 しかも去年夏は猛暑でした。 この暑さというのもスギを成長させる条件になっていて、飛散傾向としても「多い」という予報になってきています。

天気の移り変わりとともに、花粉がどうなりそうなのか、詳しく見ていきます。

気象庁の1カ月予報と照らし合わせてみると、まず3月1日からだいたい1週間程度は気温が平年よりも高く、一方で晴れが少ない。 3月最初の1週間ぐらいは雨の後、天気の回復とともに一気に(花粉が)飛びそうという状態が予測されています。

そして、その後、3月の上旬から中旬にかけては、気温は平年並み。さらに 晴れやすさというのも平年並。 もともとこの時期は晴れの日が多い時期なので、この辺りになると一気に気温が(花粉の)舞いやすい天候へと移り変わっていくのではないかと思っています。

早めの対策で、皆さん乗り切っていきましょう。