核禁条約締約国会議 開幕前に議長に単独インタビュー「核兵器の脅威が増大している」危機感示す

3/3(月) 12:00

核兵器禁止条約の3回目の締約国会議がアメリカニューヨークで始まります。
開幕を前に締約国会議の議長がTSSの単独インタビューに答えました。

【古賀記者(ニューヨーク支局)】
「ここニューヨーク国連本部であすから締約国会議が始まります。緊迫する国際情勢のもと、核軍縮の機運を高めることはできるんでしょうか」

開幕を翌日に控えた2日、TSSの単独インタビューに答えたのは今回の締約国会議で議長を務めるカザフスタンのアカン・ラクメトゥリン氏です。

【締約国会議で議長を務めるアカン・ラクメトゥリン氏】
「核兵器が世界にもたらす脅威が増大していることは目に見えています」

ラクメトゥリン氏は核軍縮の状況に危機感を示し、今回の会議を「核軍縮への現実的な一歩を踏み出すために協力する時だという強いシグナルを送るものにしたい」と語りました。

3日から始まる締約国会議には、加盟国の政府やNGOの代表たちが集まりますが、日本はオブザーバー参加を見送っています。

5日間の日程のうち初日となる3日は、被爆者の演説も予定されています。