福山市PFAS問題 農家や畜産業者から不安の声 農林水産省に支援を要望 広島
3/3(月) 17:52
福山市を流れる川で最大で指針のおよそ11.6倍の有機フッ素化合物の一種が確認された問題で、市は、環境省に続き農林水産省にも対策を求める要望書を提出しました。
この問題は、国が2022年から2023年にかけ福山市内を流れる加茂川上流の深山川で行った調査で、暫定指針の3.4倍からおよそ11.6倍の有機フッ素化合物の一種、PFOSとPFOAが確認されたものです。
有機フッ素化合物は、体内に蓄積しやすく健康に影響を及ぼす恐れも指摘されています。
福山市農林水産課によりますと、市が結果を公表した先月下旬以降、市内の農家や畜産業者から「商品を売ったり耕作しても大丈夫なのか」などの不安の声が相次いで寄せられているということです。
こうした状況を受けて市は3日午後、農林水産省に対し対策を求める要望書を提出しました。
要望書では、土壌や農業用水から有機フッ素化合物が検出された場合の調査・除去などに対する技術的支援と財政的支援、また、農畜産業従事者の不安の解消や風評被害を防止するため、農畜産物への影響に関する情報提供などを求めています。
福山市農林水産課は、「国に協力を仰ぎ少しでも不安を取り除くような対策を進めていきたい」とコメントしています。
福山市は先月27日に環境省に対しても市が独自で行う発生源の特定調査などへの支援や、住民への情報提供を求めた要望書を提出しています。
この問題は、国が2022年から2023年にかけ福山市内を流れる加茂川上流の深山川で行った調査で、暫定指針の3.4倍からおよそ11.6倍の有機フッ素化合物の一種、PFOSとPFOAが確認されたものです。
有機フッ素化合物は、体内に蓄積しやすく健康に影響を及ぼす恐れも指摘されています。
福山市農林水産課によりますと、市が結果を公表した先月下旬以降、市内の農家や畜産業者から「商品を売ったり耕作しても大丈夫なのか」などの不安の声が相次いで寄せられているということです。
こうした状況を受けて市は3日午後、農林水産省に対し対策を求める要望書を提出しました。
要望書では、土壌や農業用水から有機フッ素化合物が検出された場合の調査・除去などに対する技術的支援と財政的支援、また、農畜産業従事者の不安の解消や風評被害を防止するため、農畜産物への影響に関する情報提供などを求めています。
福山市農林水産課は、「国に協力を仰ぎ少しでも不安を取り除くような対策を進めていきたい」とコメントしています。
福山市は先月27日に環境省に対しても市が独自で行う発生源の特定調査などへの支援や、住民への情報提供を求めた要望書を提出しています。