JR西日本 独自のキャッシュレス決済サービス「ウェスモ!」発表 ミナモア全店舗で利用可能

3/5(水) 17:26

JR西日本は、独自のキャッシュレス決済サービスを今年春ごろに導入します。
きっかけは、鉄道事業の変革を迫られたあの出来事でした。

「ウェスモ!」

JR西日本のキャッシュレス決済サービス「wesmo!(ウェスモ)」
チャージしたお金で鉄道を利用したり、提携の店で買い物したりすると200円ごとに1ポイントが付与され、そのポイントで買い物や交通系IC「ICOCA」のチャージなどができます。

すでにさまざまな種類のキャッシュレス決済がある中でJR西日本が独自のサービス開発に踏み切ったワケは…

【JR西日本・内田修二次長】
「コロナウイルス感染症で大きく(鉄道と周辺施設の)利用が落ち、移動に連動するビジネスが非常に厳しさを増しているなと感じた」

コロナ禍を経て、移動だけにとどまらない”鉄道と地域の新たなつながり”をつくる必要があると考え、開発を進めたという事です。

【竹内記者】
「(決済音ウェスモ!…)いまウェスモで決済を終えてこのようにポイントがたまりました。このポイントは全国各地のお店の買い物で使えるそうです。こちら使えるお店一覧見てみますと…ご覧ください。今月開業するここでも使えるようです」

ウェスモは、今月開業するミナモアに入るおよそ200店舗すべてで利用できます。

【JR西日本・内田修二次長】
「広島駅周辺のエリアが今後も盛り上がっていく。これをウェスモでより加速させていくような形になっていけばと考えています」

JR西日本は、今年春ごろのウェスモ導入を目指し、現在加盟店を募集中だということです。

JR西日本の危機感

取材した竹内記者が今回のウェスモ導入に感じたのは「JR西日本の危機感」だということです。

コロナ禍でリモートワークが普及し、以前は通勤などで鉄道を利用していた人がしなくなったり、これから人口減少が見込まれている中、”移動”に頼った業態では今後生き残れないという危機感がJR西日本にはあるように感じたいうことです。

その中で、新たなビジネスの形として肝いりで始めるのが「ウェスモ」導入ということで、ミナモア開業の波にも乗って一気に普及させていけるのか注目です。