広島県警が“保護者”を対象にした就職説明会 警察官目指す若者減少に一手 保護者の不安を払拭できれば…
3/6(木) 18:52
「ツイセキ」はイマ時の就職活動に注目します。
人手不足で、学生有利の売り手市場と言われる中、広島県警は、警察業務への理解を深めてもらおうと、新しい取り組みを始めました。
その狙いとは…。
人手不足で、学生有利の売り手市場と言われる中、広島県警は、警察業務への理解を深めてもらおうと、新しい取り組みを始めました。
その狙いとは…。
「保護者」を対象にした就職説明会
【向井記者】
これから広島県警の就職説明会が開かれるのですが、会場に集まってきているのは学生ではなく、親の皆さんです」
県警本部で開かれたのは「保護者」を対象にした就職説明会。
広島県警では初めての取り組みです。
【参加した親は】
「警察学校に行くと聞いているので、どんな内容なのか聞きたいですね」
この日、参加したのは警察官志望の子供を持つ保護者「8組」
【広島県警 警務部警務課 竹内友邦 管理官】
「皆さんは警察の仕事についてはどんなイメージをお持ちでしょうか?警察を題材にしたドラマとか映画、あるいはいわゆる『○○24時』とかですね、そういった特番とかでどちらかと言いますと、イメージ先行の色合いが強い職業ではないかと思います」
はじめに、警察官や警察の行政職員が実体験を踏まえながら1時間以上かけ、福利厚生や仕事内容などを紹介しました。
これから広島県警の就職説明会が開かれるのですが、会場に集まってきているのは学生ではなく、親の皆さんです」
県警本部で開かれたのは「保護者」を対象にした就職説明会。
広島県警では初めての取り組みです。
【参加した親は】
「警察学校に行くと聞いているので、どんな内容なのか聞きたいですね」
この日、参加したのは警察官志望の子供を持つ保護者「8組」
【広島県警 警務部警務課 竹内友邦 管理官】
「皆さんは警察の仕事についてはどんなイメージをお持ちでしょうか?警察を題材にしたドラマとか映画、あるいはいわゆる『○○24時』とかですね、そういった特番とかでどちらかと言いますと、イメージ先行の色合いが強い職業ではないかと思います」
はじめに、警察官や警察の行政職員が実体験を踏まえながら1時間以上かけ、福利厚生や仕事内容などを紹介しました。
警察官を目指す人が減っている
ここ数年、「人が集まらない」状況が続く広島県警。
最も人気があった2000年以降、競争倍率は少しずつ下がり…。
去年は、3.6倍と2008年のリーマンショックの頃を下回り過去最低となりました。
その理由は警察官という仕事への「不安」
「大変そう」「難しそう」といったイメージで警察官を目指す人が減っているといいます。
最も人気があった2000年以降、競争倍率は少しずつ下がり…。
去年は、3.6倍と2008年のリーマンショックの頃を下回り過去最低となりました。
その理由は警察官という仕事への「不安」
「大変そう」「難しそう」といったイメージで警察官を目指す人が減っているといいます。
説明会が終わり県警本部の食堂では…
<座談会>
「危険な目に合うんじゃないかとか…そこだけが心配」
(警察官)「私も実際に警察官を拝命して、交番勤務に就いたときに危険な目にあったというのは何度かありました。ですが先ほども言ったように一人ではないんです」
保護者が抱く不安の声にも「正直に」答えます。
「娘は警察官として仕上がるのかしら」
(警察官)「厳しさだけが求められるわけではなくて、警察官にもいろいろなタイプの警察官がいる」
<座談会>
「危険な目に合うんじゃないかとか…そこだけが心配」
(警察官)「私も実際に警察官を拝命して、交番勤務に就いたときに危険な目にあったというのは何度かありました。ですが先ほども言ったように一人ではないんです」
保護者が抱く不安の声にも「正直に」答えます。
「娘は警察官として仕上がるのかしら」
(警察官)「厳しさだけが求められるわけではなくて、警察官にもいろいろなタイプの警察官がいる」
初めての保護者説明会を終えて県警の採用担当は…
【採用担当・菊 剛志 警部補】
「自分の子供が警察官としてやっていけるのかというのを一番不安に思っていると感じた。『警察官というのは最初から警察官なわけではなく、警察学校に入って教養期間がある。それを経て一人前の警察官になるんです』と話をしました。保護者の人の反応を見たとき大きくうなづいてくれたところを見たときにはこれは今後も引き続きやっていきたいと思った」
人手不足という厳しい現実。広島県警の「試行錯誤」は続きます。
《スタジオ》
【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「JICAの海外協力隊のボランティアも本人がやりたいって言っても、やっぱり治安だったり、その後のキャリアっていうところで、保護者さんから問い合わせがあったりもするんですよね。なので保護者さんが味方について理解をしてくれるっていうことで、やっぱり本人が前に進みやすいっていうところもありますね」
【採用担当・菊 剛志 警部補】
「自分の子供が警察官としてやっていけるのかというのを一番不安に思っていると感じた。『警察官というのは最初から警察官なわけではなく、警察学校に入って教養期間がある。それを経て一人前の警察官になるんです』と話をしました。保護者の人の反応を見たとき大きくうなづいてくれたところを見たときにはこれは今後も引き続きやっていきたいと思った」
人手不足という厳しい現実。広島県警の「試行錯誤」は続きます。
《スタジオ》
【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「JICAの海外協力隊のボランティアも本人がやりたいって言っても、やっぱり治安だったり、その後のキャリアっていうところで、保護者さんから問い合わせがあったりもするんですよね。なので保護者さんが味方について理解をしてくれるっていうことで、やっぱり本人が前に進みやすいっていうところもありますね」