核禁条約締約国会議 宣言を採択し閉幕

3/8(土) 12:00

アメリカ・ニューヨークで開かれていた核兵器禁止条約の第3回締約国会議は核なき世界への決意を新たにする宣言を採択し閉幕しました。

最終日に採択された宣言では「核兵器によってすべての国家の安全保障が脅かされている」として核抑止論を否定。核保有国に対しては核軍縮に向けた具体的な取り組みを求めました。日本は被爆80年の節目に開かれた今回の会議にオブザーバー参加を見送り「NATO=北大西洋条約機構」の加盟国からの参加も初めてゼロになるなど締約国と非締約国の「溝」も鮮明となりました。

【濱住治郎さん】
「まだまだ知られていない被爆の実態というもの、そんなものをもっともっと知らせていかないといけないそんな思いがします」

また、来年初めて再検討会議が開かれることも決まり被害者支援などに充てる国際信託基金の設立を目指すとしています。