突然、目の前に電車が…男子児童(12)死亡事故 現場は住民も知る”危険”な場所 JR呉線 広島
3/11(火) 18:29
小学6年生の男子児童が列車にはねられ死亡
10日夜、広島市安芸区のJR呉線で、男子児童が列車にはねられ死亡しました。
【竹内記者】
「線路には柵がなくて、私が今いる歩道から線路にすぐ入り込めてしまいます」
『大変危険です。立ち入らないでください」と書かれた看板…。
歩道と線路を隔てるものがなく、付近の住民からも”危険″だと認識されていた場所で、子どもの命が失われました。
【竹内記者】
「線路には柵がなくて、私が今いる歩道から線路にすぐ入り込めてしまいます」
『大変危険です。立ち入らないでください」と書かれた看板…。
歩道と線路を隔てるものがなく、付近の住民からも”危険″だと認識されていた場所で、子どもの命が失われました。
JR西日本などによりますと、10日午後6時45分ごろ、広島市安芸区矢野東のJR呉線で小学6年生の男子児童が列車にはねられました。
男子児童は頭を強く打ち病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
運転士は非常ブレーキをかけましたが、間に合わなかったということです。
【現場近くに住む女性】
「ここは入らないというふうに、わりと地元のわたしたちはわかるような所なんですけど。管理の方が(線路を)通られたりするのは何回か見たことあるんですけど、普通の人は通らない」
警察は列車のドライブレコーダーを確認するなどして事故の状況を詳しく調べています。
男子児童は頭を強く打ち病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
運転士は非常ブレーキをかけましたが、間に合わなかったということです。
【現場近くに住む女性】
「ここは入らないというふうに、わりと地元のわたしたちはわかるような所なんですけど。管理の方が(線路を)通られたりするのは何回か見たことあるんですけど、普通の人は通らない」
警察は列車のドライブレコーダーを確認するなどして事故の状況を詳しく調べています。
「危ない場所だな」
【竹内記者】
事故のあった現場ですが、JR矢野駅からおよそ500メートルの所になります。周辺には小学校や中学校などもあるところです。
事故があった線路は国道31号と並行していますが、国道の歩道と線路を隔てるフェンスなどはありません。
歩道から10メートルほど歩けば線路に入れてしまうという場所もあって、現場で取材してまず第一に感じたのは、「危険な場所だな」ということです。
そしてさらに危険だと感じさせる点がもう1つありました。
映像を改めてご覧ください。
事故のあった現場ですが、JR矢野駅からおよそ500メートルの所になります。周辺には小学校や中学校などもあるところです。
事故があった線路は国道31号と並行していますが、国道の歩道と線路を隔てるフェンスなどはありません。
歩道から10メートルほど歩けば線路に入れてしまうという場所もあって、現場で取材してまず第一に感じたのは、「危険な場所だな」ということです。
そしてさらに危険だと感じさせる点がもう1つありました。
映像を改めてご覧ください。
突然、目の前に電車が…
【竹内記者】
「そしていまちょうど電車が通ったんですが、踏切の音などは聞こえず、突然、目の前に電車があらわれたような形です」
線路のすぐそばの国道の車の交通量が多く、車の音が大きいうえに、踏切が現場から離れたところあるため踏切に設置された警報機の音は聞こえず、列車の接近に直前まで気づくことができませんでした。
ーー踏切が離れた場所ということだが、警報機の音は大きい印象があるが?
現場から近くの踏切までは約150メートルほどだが、きょう取材した限りでは、警報機の音も全く聞こえず、この辺りをよく通るという付近の住民からも「普段から聞こえない」という声が上がっていました。
今回、事故に遭った小学生がどのようにして線路に立ち入ったかなど、くわしい事故の状況はまだ分かっていませんが、JR西日本は、遮断機や警報機のある踏切を渡ってほしいと改めて注意を呼び掛けています。
「そしていまちょうど電車が通ったんですが、踏切の音などは聞こえず、突然、目の前に電車があらわれたような形です」
線路のすぐそばの国道の車の交通量が多く、車の音が大きいうえに、踏切が現場から離れたところあるため踏切に設置された警報機の音は聞こえず、列車の接近に直前まで気づくことができませんでした。
ーー踏切が離れた場所ということだが、警報機の音は大きい印象があるが?
現場から近くの踏切までは約150メートルほどだが、きょう取材した限りでは、警報機の音も全く聞こえず、この辺りをよく通るという付近の住民からも「普段から聞こえない」という声が上がっていました。
今回、事故に遭った小学生がどのようにして線路に立ち入ったかなど、くわしい事故の状況はまだ分かっていませんが、JR西日本は、遮断機や警報機のある踏切を渡ってほしいと改めて注意を呼び掛けています。