ミズクラゲ大量発生 漁業被害が深刻化 「クラゲ勉強会」でクラゲカッターなどの対策を報告 広島・福山市

3/11(火) 19:09

県東部の海域で深刻化しているミズクラゲの被害を受けて、福山市では被害対策などを紹介する勉強会が開かれました。

「クラゲ勉強会」には漁業関係者や市職員などおよそ40人が参加しました。
県東部では2022年度からミズクラゲが大量に発生し、網が破れたり捕獲した魚が傷つくなど、漁業へ及ぼす被害が深刻化しています。

11日の勉強会では、クラゲの発生状況や県が行っているクラゲ被害対策の取り組みが報告され、定期網で捕獲したクラゲを吸引ポンプで吸い込み、「クラゲカッター」と言われる器具を使って駆除する実験では、安定的にクラゲを駆除できることが分かりました。

また、報告のほかに専門家による講演も行われました。

【勉強会に参加した漁業関係者】
「漁業者は1年1年、そのときが勝負なので、早い対策を願っています」

県は、今後も定期的に勉強会を行うとしています。