宮島ロープウエー 設備更新完了、営業運転を再開 オーバーツーリズム対策で輸送力アップ
3/12(水) 18:48
宮島のロープウエーが点検整備による1カ月半以上の運休を経て11日再開しました。なぜ、長期間の整備が必要だったのか理由をツイセキしました。
【五十川記者】
「発車ベルが鳴りました。中間駅の榧谷駅から山頂側の獅子岩駅へと向かいます。ようやく運行が再開しました。乗っている分には今までと何が変わったのか分からないんですけど実は大きな変化がありました」
世界遺産の島・宮島の原始林を眼下に見下ろし空中散歩が楽しめる宮島ロープウエー。
11日、点検整備を終え50日ぶりに全線で運行を再開しました。
【デンマークから】
「とても素敵、とても美しい」
【広島から】
「めちゃきれいでした。海が見えるので」
【運営する広島観光開発・田村智康社長】
「しっかり点検整備をして皆様を待つ体制が整いましたので、皆様に楽しんでもらえるような輸送を頑張っていきたいと思います」
先月下旬…宮島の上空には何度もヘリコプターが行き来していました。
最大で1個2.5トンの重さがあるという、点検整備で使い終えた資材が山頂側の獅子岩駅から降ろされました。
なんとヘリコプターは1日で35往復もしました。
【安全索道広島営業所・中井久雄課長】
「他のロープウエーであればトラックが横付けできますが、獅子岩線に関しましてはヘリ運搬しかできないので」
Q:運べるんですか、ヘリコプターで?
「運べるんですよね。3トン吊りの能力があるので」
山頂近くは車であがれないため、獅子岩線の重たい資材はヘリコプターが唯一の運搬手段です。
特に今回の点検整備は通常より20日ほど長く、老朽化した設備を取り替えるだけではない「狙い」がありました。
【五十川記者】
「発車ベルが鳴りました。中間駅の榧谷駅から山頂側の獅子岩駅へと向かいます。ようやく運行が再開しました。乗っている分には今までと何が変わったのか分からないんですけど実は大きな変化がありました」
世界遺産の島・宮島の原始林を眼下に見下ろし空中散歩が楽しめる宮島ロープウエー。
11日、点検整備を終え50日ぶりに全線で運行を再開しました。
【デンマークから】
「とても素敵、とても美しい」
【広島から】
「めちゃきれいでした。海が見えるので」
【運営する広島観光開発・田村智康社長】
「しっかり点検整備をして皆様を待つ体制が整いましたので、皆様に楽しんでもらえるような輸送を頑張っていきたいと思います」
先月下旬…宮島の上空には何度もヘリコプターが行き来していました。
最大で1個2.5トンの重さがあるという、点検整備で使い終えた資材が山頂側の獅子岩駅から降ろされました。
なんとヘリコプターは1日で35往復もしました。
【安全索道広島営業所・中井久雄課長】
「他のロープウエーであればトラックが横付けできますが、獅子岩線に関しましてはヘリ運搬しかできないので」
Q:運べるんですか、ヘリコプターで?
「運べるんですよね。3トン吊りの能力があるので」
山頂近くは車であがれないため、獅子岩線の重たい資材はヘリコプターが唯一の運搬手段です。
特に今回の点検整備は通常より20日ほど長く、老朽化した設備を取り替えるだけではない「狙い」がありました。
【運営する広島観光開発・田村智康社長】
「特に山頂側のお客様が待ち時間などができましたので、(獅子岩線の)定員がいま30人だが、それを多くしようと思っています。G7広島サミット以降、外国のお客様がかなり増えていて4割から5割くらいの外国の人に利用してもらっています」
増え続ける乗客を受けてのオーバーツーリズム対策です。
来年春に向け山頂側の獅子岩線のゴンドラをいまよりも5人多い35人乗りにする計画です。
先週、点検中だった心臓部にカメラが初めて潜入しました。
【宮島ロープウエー営業所・鈴木雅人所長】
Q:どの辺を更新したんですか?
「機械室の設備を更新しました」
その第一弾として山頂側のロープを巻き上げる装置を2倍近くパワーアップさせ、非常用のブレーキも新しくしました。
《点検整備時の様子》
【作業員】「運転します」
試験運転を繰り返し、万が一に備え新しい設備がきちんと作動することを確かめました。
【作業員】
「急制動かけます。非常用停止」
山頂側の獅子岩線はゴンドラが1基ずつ交互に上り下りするため、最近は土日の夕方を中心に1時間待ちの行列ができることも珍しくありませんでした。
【運営する広島観光開発・田村智康社長】
「待ち時間を少なくして快適に島内をまわってもらえる時間を確保したいと思います。ピストン運行になるとかなりのお客様を運ぶことになりますし、室内も余裕ができますので、皆さんに色んな景色を見てもらえる機会が増えるのかなと思います」
「特に山頂側のお客様が待ち時間などができましたので、(獅子岩線の)定員がいま30人だが、それを多くしようと思っています。G7広島サミット以降、外国のお客様がかなり増えていて4割から5割くらいの外国の人に利用してもらっています」
増え続ける乗客を受けてのオーバーツーリズム対策です。
来年春に向け山頂側の獅子岩線のゴンドラをいまよりも5人多い35人乗りにする計画です。
先週、点検中だった心臓部にカメラが初めて潜入しました。
【宮島ロープウエー営業所・鈴木雅人所長】
Q:どの辺を更新したんですか?
「機械室の設備を更新しました」
その第一弾として山頂側のロープを巻き上げる装置を2倍近くパワーアップさせ、非常用のブレーキも新しくしました。
《点検整備時の様子》
【作業員】「運転します」
試験運転を繰り返し、万が一に備え新しい設備がきちんと作動することを確かめました。
【作業員】
「急制動かけます。非常用停止」
山頂側の獅子岩線はゴンドラが1基ずつ交互に上り下りするため、最近は土日の夕方を中心に1時間待ちの行列ができることも珍しくありませんでした。
【運営する広島観光開発・田村智康社長】
「待ち時間を少なくして快適に島内をまわってもらえる時間を確保したいと思います。ピストン運行になるとかなりのお客様を運ぶことになりますし、室内も余裕ができますので、皆さんに色んな景色を見てもらえる機会が増えるのかなと思います」
フェリー桟橋を降りてすぐの場所に乗り場の案内所も開設しました。
【観光客】
「ロープウエーに乗るのにいい時間帯はありますか」
【スタッフ】
「私は朝のほうがいいと思うけど、実際は天気次第ですかね。きょうは曇り空だから今からでもいいと思います」
チケットが買えるほか英語を話せるスタッフが常駐し、オーバーツーリズム対策に本腰を入れます。
【運営する広島観光開発・田村智康社長】
「(宮島全体を)1日楽しんでもらいたい希望があります。朝の時間でも登ってもらっていろんな史跡をめぐってもらったり、商店街で買い物をしてもらったりとか楽しんでもらいたいですね」
【観光客】
「ロープウエーに乗るのにいい時間帯はありますか」
【スタッフ】
「私は朝のほうがいいと思うけど、実際は天気次第ですかね。きょうは曇り空だから今からでもいいと思います」
チケットが買えるほか英語を話せるスタッフが常駐し、オーバーツーリズム対策に本腰を入れます。
【運営する広島観光開発・田村智康社長】
「(宮島全体を)1日楽しんでもらいたい希望があります。朝の時間でも登ってもらっていろんな史跡をめぐってもらったり、商店街で買い物をしてもらったりとか楽しんでもらいたいですね」