広島市南区に賑わい新スポット「ヤマヤマミタ」 ”出汐”を分解したら… 将来的には1.5ha再開発検討

3/14(金) 18:29

広島駅ビルの開業が迫り駅周辺では新しいにぎわいが期待されますが、広島市南区のこちらのエリアでもにぎわいを生み出そうと、新たな取り組みが始まっています。

「できているんですね」
「けっこう出来てきました」
「山ですね!」
「イメージ通りなんですけど、実際できてみると迫力があるなと思います」

広島市南区出汐エリアに出現した新たな空間、その名も「ヤマヤマミタ」近くにある「比治山」と「黄金山」をイメージしたという2つの山がシンボルです。
南区出汐に本社を置く中電工業が、本社跡地を利用してにぎわい拠点をつくり出そうと企画。

1400平方メートルの敷地を公園のような広場に整備する予定で、平日はランチタイムを中心にキッチンカーが集う空間に、週末はマーケットや音楽ライブなどのイベントを開催するなど地域の人にとって憩いの場になることを目指しています。

こだわったのは「天然芝」。

【出シタプロジェクト広報PR担当・豊嶋沙也花さん】
「ちょっと生えてきているんで(出ていますね)。どんどん緑になるんで緑も楽しみながらゆっくりご飯を食べられる場所になります」

また、桜をはじめ数種類の木を植えることで季節を感じられるように工夫しました。
将来的には「ヤマヤマミタ」だけでなく、中電工業が持つ敷地1.5ヘクタールの再開発を検討していて、出汐エリア全体を盛り上げる新しいスポットとして期待を寄せます。

【出シタプロジェクト広報PR担当・豊嶋沙也花さん】
「家族連れ、サラリーマンであったり商店街のおじいちゃんおばあちゃんやいろんな人が来てリラックスできる空間になったらと思います」

「ヤマヤマミタ」は、来月16日にオープンする予定です。

《スタジオ》
「ヤマヤマミタ」特徴的な名前ですね。
出汐に作っていることで、「出汐」という漢字を分解すると…ヤマヤマシタ…シタでなくミタで「ヤマヤマミタ」になっているということです。地元愛が感じられますね。

【記者の目:久保田記者】
取材した久保田記者によりますと、中電工業の旧本社ビルが去年、解体された際跡地活用策として駐車場にする案もあったそうですが、地域貢献の観点からにぎわい拠点にすることにしたそうです。