佐伯区遺体バラバラ事件 被告の男が控訴 一審で懲役18年判決 広島

3/27(木) 12:11

2021年、広島市で知人の男性を殺害して遺体を損壊・遺棄した罪に問われ、一審で懲役18年の判決を受けた男が控訴しました。

この裁判は広島市佐伯区の無職渡部大地被告(32)が2021年10月、佐伯区にある祖母の家で、知人の植木秀俊さん(当時70)を殴るなどして殺害。遺体を切断して佐伯区や周辺の海に遺棄した罪に問われていたものです。

渡部被告は一審で死体遺棄は認めた一方で、殺人と死体損壊については「見知らぬ男がやった」などと無罪を主張。
広島地裁は「第三者が関与した形跡はなく、見知らぬ男が行ったとする主張は不自然・不合理で全く信用できない。被害者に非があったとしても残忍で悪質な犯行である」として、渡部被告に対し懲役18年の判決を言い渡しました。

渡部被告の弁護人は裁判後、「被告人の真摯な主張に耳を傾けない不当な判決であり、被告人とも協議の上、控訴して是正したいと考えている」とコメントしていましたが、広島地裁によりますと、今月26日付で渡部被告側が控訴したということです。