太田川に稚アユを放流 10センチほどに育った10万匹 カワウの「食害」対策図る

3/28(金) 11:55

アユ釣りの解禁日に向けて広島市の川で稚アユの放流が行われました。
近年、増加している”黒いギャング”カワウによる被害への対応が求められています。

広島市安佐北区で放流されたのは、太田川漁協で大切に育てられた稚アユおよそ10万匹です。

【山北陸斗記者】
「体長約10センチほどの稚アユをこれから川に放流したいと思います。今年は例年よりも数を減らしてるといいます」

太田川漁協によりますと近年、増加するカワウによってアユの稚魚が食べられる食害が拡大していています。
その対策として今年から1回あたりの放流数を減らし、さらに、今後はカワウが比較的飛来しない夕方以降に放流するということです。

【太田川漁業協同組合・山中幸男組合長】
「釣り人に楽しんでもらうのを楽しみにしています」

太田川本流のアユ釣り解禁日は、6月1日となっています。