パスピー29日で終了 定期券など買い求め 窓口には長蛇の列

3/29(土) 18:00

パスピーから新たに切り替え 対応窓口は大混雑 

県内の路面電車やバスで利用できた交通系ICカード
「パスピー」のサービスが29日で終了するため、
対応窓口には、新しいシステムの定期券などを求める人で混雑しました。

2008年に県内で導入された「パスピー」
維持管理にコストがかかるなどを理由に、
29日で17年あまりの歴史に幕を下ろします。

広島市中区の「紙屋町シャレオ」では、
パスピーに代わる2つの乗車券システム「モビリーデイズ」と「ICOCA」の
対応窓口には長い列ができていました。

【窓口に来た人】
「タッチをするときにこのままじゃいけないの?」
【担当者】
「大丈夫ですよ」
【窓口に来た人】
「モビリーデイズに乗るときも?」

広電グループのバスと電車は「ICOCA」でも利用できますが、
今回、窓口での対応はメインの扱いとなる「モビリーデイズ」のみです。

【モビリーデイズ購入へ】
「パスピーのときは何も考えなくてよかったんですけど
 それがなくなってしまってみんなバラバラになったという感じなんで」

一方、広島バス・広島交通・JRバス中国の3社では、
一部路線でモビリーデイズを利用できますが、
窓口ではメインとなるICOCAのみの対応となります。

【ICOCAの定期券購入へ】
「どっちか選ばないといけないところで混乱するし
 実際に乗ったバスで使えるかどうかが最初は分かりにくいかなと」

紙屋町シャレオでの窓口営業は、30日も行われます。